タイムリープしたヒロインの、不幸な人生が変わる!『俺の幼馴染みはメインヒロインらしい』感想
幼馴染み。
つまりは、幼い頃からの友達のこと。
ことライトノベルやアニメにおいては。
幼少期における、異性の友人を指すことが多いですね。
そして、そんな関係だからこそ。
恋人になったり、ならなかったりと。
そんな物語が構成されているようにも感じます。
皆さんは、異性の幼馴染みはいますか?
ちなみに私はいません。(泣)
さて。
ということもあるのですが。
本日、ご紹介するライトノベルは、3pu先生の『俺の幼馴染みはメインヒロインらしい』(2024年1月刊行)です。
もし異性の幼馴染みがいたら、どうなってたんだろう……。(想像)
あらすじです
今回は「紀伊國屋ウェブストア」さんより、あらすじを引用させていただきます。
というわけで。
本日のテーマは、「青春のやり直し」です。
本格的なタイムリープ物ではありません
さて、この作品。
ヒロインである街鐘莉里(まちがね りり)が、タイムリープ(※)して再び人生をやり直す所から物語がスタートします。
一回目の人生では、いじめやストーカー、果てには恋人に裏切られるなど。
散々な目に遭ってきたヒロインでしたが。
二回目の人生では、とある主人公との出会いによって、一変します。
その主人公の名前は、水無月彩人。
彼女が経験するはずであった事件を。
彼がことごとく、へし折って行きます。
その姿に、次第に惚れていく彼女がおり――。
といったことが、話の大筋となっております。
この話の面白い所
主人公である彩人が様々なフラグを破壊していく所ですね。
この主人公、どこまでも真っ直ぐな性格をしており。
それに触発されて。
最終的に、ヒロインも自分の道を構築していく姿が描かれております。
その姿が、たまらく格好いいと思いましたね。
あとは、ベタですが。
学園生活を追体験できる所と。
ラブコメとしても楽しめる所だと思います。
また、サクサクと読んでいける所も良いポイントだったりします。
この話の欠点について
ヒロインがタイムリープしているにもかかわらず、その利点を活用していないところです。
主人公である彩人が切り開いていくのだから、話の展開的には問題ないのですが。
こうして見ると、どこかご都合主義的に見えてしまいましたね。
せっかく二回目の人生なのだから。
最初から動いた方がいいのでは?
といった感想が思い浮かびました。
あと、男性向けのライトノベルだからかもしれませんが。
どこかヒロインが、男性にとって都合の良いキャラクターになっているようにも感じました。
最後に
ラブコメに時間跳躍を混ぜた作品ですが。
ヒロインがタイムリープするという変化球にもなっております。
タイムリープ要素は薄いものの。
ラブコメに興味がある人。
それでいてストレスなく読みたい人にとっては。
うってつけの作品だと思いますので。
是非とも読んでみてください。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。