「愛」こそが、騒動解決のカギ!『新婚貴族、純愛で最強です』感想
愛って、良いですよね。
友人を思う、愛。
恋人を思う、愛。
そして家族愛と。
愛の形って、様々で。
人それぞれだとは思うのですが。
やっぱり、それを感じると。
私的には、ほっこりとしてしまいます。
とはいっても。
もらう側では無く。
与える側でもありたい。
そんな事を考える、今日この頃です。
さて。
というわけでもあるのですが。
本日、ご紹介するライトノベルは、あずみ朔也先生の『新婚貴族、純愛で最強です』(2023年1月刊行)です。
今回は、「愛は最強!」を地で行くみたいですよ……?
あらすじです
今回もまた、「BOOK☆WALKER」さんより、あらすじを引用させていただきます。
というわけで。
本日のテーマは、「ファンタジー世界での夫婦愛」となっております。
イチャイチャなラブコメファンタジー
さて、この作品について書いていくのですが。
簡単に書くのなら。
「イチャイチャすることで最強になる夫が、妻の重大な秘密に対して、愛の力で解決していく」。
そんなお話となっております。
まず、本作での世界観についてなのですが。
この世界では。
男女が結婚することによって、お互いが得ることの出来る、特殊能力がありました。
その名は、「ホーリーギフト」。
結婚するまで、互いにその能力は分からないことが欠点ですが。
強い「ホーリーギフト」を持った夫婦の子どもは。
先天的に、肉体も魔力も強くなっていきます。
そのため。
強い「ホーリーギフト」同士とを婚姻させようと、人々は躍起になります。
結果、政略結婚が横行していき。
強い「ホーリーギフト」を持つ人達のことを貴族と呼び。
一般大衆を統治することになっていきます。
そんな中で。
とある理由で没落貴族となった。
ファゴット家の嫡男である、アルフォンス(16歳)は。
突然、相手方に婚約破棄を申し出されます。
混乱する、アルフォンスでしたが。
それを哀れに思った、二人の姉からの提案によって。
一人の少女が、結婚相手に選ばれます。
彼女の名前は、フレーチカ(17歳)。
姉達によって、どこからか連れてきた謎の美少女に。
アルフォンスは一目惚れします。
その結果、すぐさま結婚することになり。
アルフォンスのホーリーギフトの正体が分かります。
その名は、「愛の力」。
伴侶を愛すれば愛するほど、強くなる能力でした。
しかも重婚可能。
今の王政をもひっくり返せるかもしれないほどの、ホーリーギフトに。
大興奮する、二人の姉でしたが。
アルフォンス自身は、妻のフレーチカを愛していくことだけを望みます。
その結果、夫婦はイチャイチャしていくわけですが。
そこへフレーチカの謎が明らかになっていき――。
というのが、話のあらましとなっています。
この話の面白いところ
まずは、アルフォンスとフレーチカのイチャイチャでしょうね。
まあ、この夫婦。
何処に行っても、ラブラブです。
あるときは、アルフォンスは、フレーチカを「可愛い」と褒め。
フレーチカが照れます。
またあるときは、フレーチカがアルフォンスから逃げる場面があるのですが。
幼い頃に出会っていたアルフォンスを、思い出して欲しかったからという理由でした。
結果的に、アルフォンスは思い出し、二人の愛が深まっていきます。
まあ、なんというのでしょか。
この夫婦、ラブラブしすぎやで!
と思えるくらい、いちゃこらしています。
でもまあ。
そこの所が、ニヤニヤするけどね!
あとは設定と構成力でしょうか。
この作品。
「サウナ」や「オレンジの実」、「品種改良」といった。
ファンタジーな世界観には、突拍子のない設定が出てくるのですが。
それが見事に物語へ組み込まれています。
構成力というのでしょうか。
この辺りは、さすがだなと感じました。
この話の欠点について
正直なことを書くと。
カップルになるまでの過程を楽しみたい人にとっては。
あまり合わないかなと思いました。
この作品。
出会って、即結婚。
即、いちゃこらなので。
言ってしまえば。
恋愛のスピード感が、非常に早いです。
とはいっても。
過去に出会っていたというエピソードがありましたので。
私的には、そこまで気にはなりませんでしたが。
人によっては懸案材料になるかなと思い。
ここでは、書かせていただきました。
最後に
この作品の結末をネタバレなしで書くと。
「愛」によって、すべてが解決します。
どういった愛なのか。
それは、本編を見て、楽しんでください。
濃厚すぎるほどのイチャラブと。
納得の出来る構成と、世界観があなたを待っていますので。
さて。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
この作品に、ご興味がありましたら、是非、手に取ってみてください。