本から伝わる命の輝き
本のアウトプット記事⑩
今回はこちらを。
大好きなフォロワーさんのひとり、夏樹さんのこちらの記事をきっかけに購入しました。
時空を超えた感動体験
初めて知る作家さんだし、その方の人生経験も一切知らないところからスタート。
読み進めていろいろ思うことはありますが、言葉・モノ・人・記憶、それぞれを大切にされていたんだろうなという印象でした。
特に注目した箇所は、「沈黙」について。
ここで言う鶴見さんとは、思想家の鶴見俊輔さんという方。
他にも、著者がこれまでの人生で出会った方々との交流を綴ってますが、全員知らない方々。
全く知らないので完全に他人事とスルーしてしまう・・のを止めて、真剣に読み進めました。
(その方々については、名前を見た瞬間ネットで調べました)
わたしが「沈黙」に注目したのは、先日、
知人と会ったときに感じたこととほぼリンクするからです。
その知人はあまり会話が得意ではない方。
さらに警戒心がやや強いこと。
でも、誰かを求めているようにも思えた。
相手の中に眠るその欲求を解放する時間を与えられないか?
そう思い、実際に会って話したところ、思ってた以上に話を広げてくれて、気づけば6時間ほど話しました。
わたしがリードした場面も多くありましたが、思考を整理するにも沈黙の時間は必要かなと思い、時々静かにその時間を味わいました。
この沈黙は相手との対話でもあり、自分自身との対話でもある。
「ここは上手くいった」、「ここは反省点」
といった感じで、自分自身をより成長させるにおいても大いに価値のある時間でした。
本の色と本の服のこと
そのとき感じた心の動きは記憶と化して、本とともに収納されている。
学びに全力集中したこと、自分を受け入れようとしたこと、
その他いろいろ感じた当時のわたしの心を
大切に保管していると思うと、これも十分なセルフケアのひとつ。そう安心できます。
""じぶんのこころの文字"は"じぶんのこころの色"ここを認識した上で棚に並ぶ本を見ると、最初に読んだ当時の心の動きや記憶も一緒に並んでいる。
「確かにそうだ」と、共感しました。
今後も素敵と思える本を読んで、大切に保管する。
(お別れの時期はそれでも来ますが)
そして、心を動かすもうひとりの自分を、
現実の自分があたたかく見守る。
思考・感情・言葉を揃える人間だからこそ、この精神は持ち続けたいです。