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「信長の野望」で自分の小説の登場人物をさがしてみた①~細川政元

自分が書いてるのはマイナーな時代だの、ニッチな趣味だの、さんざん自虐してきましたが。
ちゃんとゲームにも登場してるんですよ!
それもどメジャータイトル『信長の野望』に。

もっとも。
これだけの古い年代をシナリオとして取り扱っているのは、長いシリーズの中でも2002年発売の「蒼天録」ただ一つ。
実質的な全武将プレイを可能にした意欲作。
パワーアップキット版の追加シナリオ「駿河の梟雄」(1495年スタート)や「三人の養子」(1507年スタート)に、『流れぬ彗星』や『天昇る火柱』の面々も登場しています。

私もリアルタイムではありませんが、「蒼天録」をプレイしたことがあります。
城の数が多く、意外な裏切りも発生して、気が抜けないのがこのタイトルの魅力。
もっとも、どのシリーズもそうですが、天下第一の強国になってからはローラー式に軍隊を送り込むばかりになり、作業感が出てしまうのは否めませんでしたが。

その初期シナリオで、董卓や曹操よろしく、日本の中原をバッチリ支配している最大勢力が、天魔半将軍こと細川政元様です!👇️

はあ~かっこいいわん

家宝などによる強化なしだと、能力値は政治89、統率27、知略86
マスクデータの義理は36、野心99!
能力抑えめのこの時代なら充分、天下の覇者たり得そうです。
しかし! パワーアップキットよろしく大純はる流の能力エディットをかますと…

政治95  統率55  知略95


となります!
まず「明応の政変」を成功させた政治力は、日野富子や伊勢貞宗らへの周到な根回しがあってこそ。
さらに赤松政則に姉を娶らせて味方に引き込んだり、大内義興の妹を誘拐して足止めしたりと、悪どい謀略も冴えわたっています。

政変後も、将軍足利義澄・その実家の堀越公方・両家のいとこに当たる養子細川澄之で天下を分掌させようとするなど、政治構想のスケールの大きさは、同時代の追随を許しません。
匹敵するのはやはり、関東に楽土を築こうとした伊勢宗瑞(北条早雲)くらいか…
このゲームの「統率」は、野戦能力のおもむきがあるので、めちゃ高くはつけづらいところですが、
自ら指揮をとって摂津国人一揆を鎮圧、京都に陣取って足利義尹の襲来を退ける、晩年の丹後親征など、決して軍事を避けていた柔弱タイプではありませんでした。

マイナスポイントとしては、もちろん「修験にかまけて政治をおろそかにした」という評価と、
やはり謀略にたおれたと言うしかない最期をどう見るかでしょう。
でもまあ、本能寺の変を防げなかったからって信長の知略を下げたりはしないですもんね…
ダブルスタンダードはいけませんよ…

ともかく。
光栄さんが「蒼天録」で、戦国初期シナリオを搭載してくれたおかげで、私は初めてこの時代に興味を持ったと言っても過言ではない。
本当にありがとうございます!

一点だけ苦言を呈するとすれば…
芥川山城は早くとも晴元の代からで、まだ摂津の主城とは言えないでしょう。
政元の居城としては、茨木城の方がよかったかもしれませんね(←うるさ型)。

ちなみに長寿携帯ゲーム『100万人の信長の野望』では、👆のような山伏姿の政元様が拝めます。
オンカカカビサンマエイソワカ!

つづく。

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大純はる
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