【トモダチはもういないじゃない】葬送のフリーレンから見える言葉の魔力
どうも!友情崩壊 断捨離のらくたのです!!!
(注意:今回の記事は葬送のフリーレンのネタがたくさんあります。あとネタバレも)
今回は、葬送のフリーレンを見ていて僕の心に刺さった言葉から「トモダチ」に関して考えることになったことを書いていきます。
あと僕の感情アクセルがべた踏みですので、脳もたれを感じるかもしれません。ご注意を
アウラちゃん最高!
葬送のフリーレンを知っているでしょうか?ちょっとまえにアニメがやり始めた感じで、ひたすらにヒンメルという紳士剣士がイケメンなアニメです!違いますけど!!
まぁ、僕はリアルタイムでは追っていないのでdアニメストアにて視聴中、あるシーンを見て脳が破壊されました!
「あー!!!!アウラちゃんが死んだーーーー!!」
あとから書きますが、とにかく自害されました。
アウラちゃんとは、
・角
・へそ出し、肩出し、絶対領域、谷間といったド変態服装
・魔族(509歳)=おばあちゃん
・高飛車、女王型(別名:メスガキとも)
・つり目
・ボブツインテ(先端は三槍型三つ編み)
・良い感じの大きさ(何がとは言いませんが)
とにかく下の画像を見れば一発でしょう。
そんな変態紳士諸君が好きそうな属性をモリモリに盛り込んだかわいいおばあちゃんなんですね。
というか葬送のフリーレンで出てくるのはほとんどが美少女です。
そのなかでもアウラちゃんは人気なわけで、絶賛ネット民のおもちゃとなっています。
古のニコニコの民なら知っているであろう「ウーウーウマウマ」を永遠踊らされるアウラ…不憫だけどかわいい(笑)
テンション上がる曲でも聞きながら、読み進めてくださるとありがたいです(笑)
そして今回、僕の心にぶっ刺さったのが上記の言葉
「ヒンメルはもういないじゃない」
これに関しては直接タイトルにある「トモダチ」とは繋がらないわけですが、
アウラちゃんを自害に追いこんだ、フリーレンというキャラと世界観が分かってくるとこの言葉には重みが出てきます。
そこから僕の脳がアウラちゃんの死亡&「トモダチいないじゃない」に変換され、二重で壊れるわけですが!!!!!
葬送のフリーレンの世界観と「トモダチ」への繋がり
よくある魔王を勇者パーティーが倒して世界平和!てきな感じですが、
本作は魔王を倒したその後を描いているのが特徴。
アニメタイトルである葬送のフリーレンこそ本作の主人公であり、
年齢はなんと1000歳!!エルフなので長寿なのです。
(アウラちゃん同様、フリーレンも属性モリモリで素晴らしいです)
ストーリーは、
・魔王を倒した後に従者たちと「人の心を知る」旅パート
・その道中に、魔王を倒すまえの勇者パーティーでの回想パート
の二つのパートで進んでいきます。
また「人の心を知る」という目的以外にもフリーレンには信念があり、
故郷であるエルフの村が魔族に襲われ仲間を奪われたことから魔族に復讐することを絶対としています。
そして作品を通して重要となる人物が、勇者パーティーの1人「ヒンメル」です。
ただアウラちゃんが言ったように、魔王を倒したあとから現在まで年数がかなりたっているため
すでに「ヒンメルはもういないじゃない」状態なのです。
しかしヒンメルの影響はものすごく。
1000年のほとんどを復讐で生き続けるフリーレンに「たった10年一緒に旅をしただけ」で「人の心を知る」を考えさせ、人としての考えを正しく導いてくれた紳士です。
ただ「ヒンメルはもういないじゃない」ってことでもう一生、結ばれることがないのが切ない!それが葬送のフリーレンの醍醐味です。
アウラちゃんとフリーレンの立ち位置から見える絶対に理解できない関係
ここからが本題なんですが、
まず葬送のフリーレンでは「魔族」「エルフ」「人間」がおもに際立って描かれています。(ドワーフもいるけど立ち位置はエルフっぽい)
それぞれの特徴として
・魔族
絶対的な力(魔力)による縦社会、自己中(仲間意識が低い)、心を理解できない
しかし人の言葉をしゃべり、知性は非常に高い。
・エルフ
魔族と同じくハイスペック。永遠とも思える寿命を持つ。
・人間
80年ちょっとで死ぬ。人数が多いためそのぶん才能に秀でた者が多く、作中でも最強キャラに人間が入ることは多い。
でも一般人はただの人間なので不憫。
それを踏まえて
「ヒンメルはもういないじゃない」
の名シーンを漫画で見ていくと。
心が理解できない魔族だからこそ口にできた言葉であることが分かります。
(アニメだとサラッと言い放っているので、より相手のことを考えれないことが分かります)
本作では、こうした魔族の心情とフリーレンの心情(人の心)が対比として描かれることが多いです。
ただ、僕らの世界でも魔族のような人間はいます。
・力(知識)による支配(マウント)
・自己中で相手の事を考えれない
魔族のように角や魔力で見えれば避けようがありますが、人間関係を築いていく上で最初は分からないのが辛いですよね。
昔の僕は魔族であった
アウラちゃんの必殺技「服従させる魔法」とは、
相手と自分の魔力量を天秤で比べ、勝ったほうが負けた相手を服従させることが出来る魔法。まさしく魔族にピッタリの魔法。
僕の昔の必殺技は「服従させる言葉」を使っていました。
ゲームや勉強などありとあらゆるところで相手を煽りまくっていました。
さらに虚言癖や中二病によるキャラの喋り方をまねるなど、その煽り性能は超絶温厚なうちの次男をブチギレさせるほど…
相手のことをほんとうに考えることが出来なかった。
とくに小学・中学は痛い目を見まくっていました。
おかげで今は、相手のことをよく考えるタイプになりましたが、
それでもサクッと思ったことを口にしたり、虚言癖が漏れるときもありますし、中二病は永遠です。
僕の尊敬する上達の探求さんの記事にて、おとついこのような言葉を貰いました。
「言葉を選べる常識的な人」
ようやく…魔族から人へと変われたような気がしましたね。
人になった自信が出たといいますか。
僕のように誰もが魔族のような側面を持ち合わせますが、その割合は違います。
勝ち負けの追求はトモダチをなくす
上記の画像では、フリーレンの師匠フランメが魔族の本質について語っています。
このことから、僕らの世界でも金・地位・名誉に縛られ、そこからしか自身の欲を満たすことが出来ない人がいます。
さらにゲームの小さな勝ち負けからテストの点数、学歴といった様々な勝負にこだわるようになると「終わりのない縛りを自身にかける」ことになっていきます。
この縛りが出来た時点で、周囲にも縛りを適用させようと言動まで変わることで、「トモダチ」をなくすことに繋がります。
言葉の魔力は1000年を超える
フリーレンに命令されて自害されたアウラちゃんの泣き顔。
うーん…かわいい!?刺さる人には刺さります(*´ω`*)変態かな~
さて上記の状態は、アウラちゃんが自身の魔法によって、逆に服従させられてしまい自害するわけですが、
相手に放った言葉というのは取り消すことができない。
noteやブログ、SNSに書いたことは出す前に削除したりすることは可能です。
ただし、言葉というのは目の前に伝えたい人がいて、瞬間的に放つので取り消すのは脳内だけです。しかも刹那
(政治家などの不適切発言が多いのは言葉だから)
そして言葉は雰囲気や抑揚、リズムなどで人の脳に残りやすいものです。
好意的な言葉はもちろん傷ついた言葉は、昨日いわれたかのように何年後もビデオを再生するような鮮明さで思い出します。
それこそフリーレンのように数百年…1000年後も忘れることはないでしょう。
言葉からなる因果応報
因果応報とはまさしく言葉にかかる魔法みたいなもので、
放ってきた言葉はなにかしらで必ず自分に跳ね返ってきます。
僕は多くの友達を言葉で作ってきたし、反対に多くの友達を言葉で失くしてきました。
でも僕のモットーである「ラクに楽しく」を数年前から言い始めては、少しずつですが良い方向に物事が進んでいるように思えます。
ネガティブなことばかりが溢れているような今の世の中、ポジティブな言葉を自分にも相手にもかけれる人が最高です。
勇者ヒンメルは、勇者の剣を引き抜いたらそいつが本物の勇者といったよくある定石を覆しました。
仲間から剣を引き抜けなくても良い「偽物の勇者」でも結果的に魔王を倒せば、本物でも偽物でも関係ないと言い放ちました。
その後に魔王を倒し、本物の勇者といわれているため
これこそ有言実行です。
言葉は自分から生まれ、発することで一番さきに耳に入るのは自分です。
言葉は相手に伝えるためではなく自分に伝える言葉でもあります。
そしてマウント(自慢)だったり、罵倒だったり、嫌味とかそういうのはちゃんと隠しましょう!!
「能ある鷹は爪を隠す」です!
フリーレンは作中でもつねに魔力制御をしていて、魔族を欺いているので力も言葉も隠すことは現代の生存戦略として必須ですよ!
「トモダチはもういるじゃない」
魔族のような人が多くいる世の中ですが、
フリーレンのように周りの温かい人たちと過ごし、自分を変えてくれるのはものすごく貴重です。
1000年以上生きているエルフですら、なかなか心を理解することはできません。(フィクションですが、それくらい心は難解なのは事実)
ましては1人だと無理ゲーですし、僕なんて生まれて記憶が始まってから15年くらいしかたっていないです。
なので、これからも一生、相手も自分も理解していく必要があります。
でもそうして理解しよう!!!っと思って、
気持ちを入れ替えたことで今では、関わり続けたい「トモダチ」も数人はいるわけなので結果オーライですかね💦
追伸:
想像以上に長くなってしまいましたね~今で4000文字以上です(笑)
葬送のフリーレンのように血の通った素晴らしい作品を見ていると、フィクションだとしても考えさせれることが多くなってしまうのでガンガン書けますね。
しかもアイキャッチをこだわっているので今回はいつもより時間かかってます…。