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makura1219
140字小説『blue candy』
プールの授業は怠い。
終わってからは、もっと怠い。
「屋上行かない?」
大好きな子が誘ってくれた。
屋上に吹く風は強くて甘い。
「水って体力奪う天才よね」
そう呟きながら、私の口に青い飴を押し込む。
「…ラムネっぽい」
「ふふ」
風が彼女の髪を揺らす。
思わず指に絡めた。
「好き?」
「うん」
恋をした。
プールの授業は怠い。
終わってからは、もっと怠い。
「屋上行かない?」
大好きな子が誘ってくれた。
屋上に吹く風は強くて甘い。
「水って体力奪う天才よね」
そう呟きながら、私の口に青い飴を押し込む。
「…ラムネっぽい」
「ふふ」
風が彼女の髪を揺らす。
思わず指に絡めた。
「好き?」
「うん」
恋をした。