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ひともしごろのごほうび⑮


 日が暮れる頃、家に帰った時、ドアをあけると神様が「おかえり」と笑顔で出迎えてくださっています。 
あなたと共に過ごすため、お酒と旬の食材を使った一皿、そしてお菓子を用意して、待っていてくださっていたとしたら… 

今日1日を終えて帰ってきたあなたを、今日はどの神様が出迎えてくださるのでしょうか? 
さぁ、「ただいま」と言って、ドアを開けてみてください。



「おかえりなさい。さぁ準備はととのっていますよ。いっしょに食べながら、お話をしましょう。
夜が更けるまで。」




15柱様目は、アルテミス様です。


アルテミス様は、私にとっては今年とてもお世話になった神様のお一柱様です。
昨年9月に、かおりさんに初セッションをしていただいた時に出会って。
今年の9月の京都の月見茶会イベントの時に持って行く、アルテミス様のお菓子(差し入れのお菓子)を作らせていただいたりしました。

いつも作っている神様お菓子のように自由気ままに感じるがままに作るのではなく、差し入れる為には……
持ち運びしやすい形であったり、
味が変わりにくい材料を選んだり、
作る際には細部に氣を配ったり。
いつも『自由』に作っていたお菓子に、いくつもの『制限』をかけてのお菓子作りでした。
いつか誰かに神様を感じて作ったお菓子を味わってもらえたら…と感じていましたが、いつもは本当に『自由』に『感じるがまま』作っていたんだなぁ、と氣づける体験をさせてくださったのも、アルテミス様です。
(ツキヨミ様とうさぎさんたちも。)
その際はいろいろと励ましてくださったり。
お菓子を作る際はいつもそばで見てくださったり。
私の作った試作品のどのお菓子も愛してくださって……。
本当にお優しくて、愛情が深く、私の作ったお菓子も慈しんで愛してくださる、そんな女神様です。
(個人的に私が感じたり、受けとったりしている(お話をしたり、日常を過ごさせていただいている)アルテミス様なので。ゆる〜く感じてください (*^^*))


さて、今回も神様にメッセージをいただいて、写真の下に添えさせていただいました。
(メッセージをいろいろと考えて、このメッセージにされたみたいです。最近は神様たちの楽しみにもなっている「ひともしごろのごほうび」です(笑))

アルテミス様、ありがとうございました。


 

では、お料理から。

アルテミス様はギリシア神話の女神様なので、ギリシアのお料理をお作りになられるイメージがありました。
なので、ギリシア料理の中からアルテミス様を感じるお料理を作ってみました。

さっぱりとした、新鮮なお野菜の素材そのもの味を楽しめるギリシアサラダです。
(ホリアティキサラダ(田舎風ギリシアサラダ)を参考にしました。)


プチトマト、紫玉ねぎ、きゅうり、ピーマン、ブロッコリースプラウト、すりおろしたレモンの皮を入れて作ったカッテージチーズをかるく混ぜあわせて。
オリーブオイルとワインビネガー、岩塩、ブラックペッパー、オレガノを混ぜて作ったドレッシングで和えました。

以前、「ひともしごろのごほうび⑫(クシヒコ様)」の時。
家でカッテージチーズを作った際「この方法なら、神様から感じた食材を入れて、より表現出来る✨」と感じたので、今回はアルテミス様から感じたレモンを使って、カッテージチーズを作ってみました。
(楽しかったです✨)


透明感のあるガラスのお皿を使ってみました。
お皿のカットの模様がお月様の光みたいに
見えました🌙✨



次はお菓子です。

ギリシアを代表する焼き菓子の『バクラヴァ』を参考にしました。
『バクラヴァ』はナッツがぎっしり入ったパイに、蜂蜜入りのシロップをかけて食べるそうですが、本場ではかなり強い甘味を味わえるお菓子だとか。

アルテミス様が作られるとしたら…。
甘味は「やさしく、やわらかな甘味」の雰囲気がするので、私が作らせていただいたバクラヴァはやさしい甘味になってます。


アルテミス様のバクラヴァは、
ピスタチオ(塩味付)、くるみ、洋梨のコンポート(自家製)を市販のパイシートにはさんで作りました。

薄く伸ばしたパイシートに細かく刻んだナッツ類や洋梨のコンポートの刻んだものを
はさんで。
(本場はパイをもっと薄くして、ナッツなどをはさみ、それを何層も重ねます。)
オーブンに入れて焼いて。
焼き上がったパイの上にレモンの輪切りを置いて、たんぽぽ蜜をたっぷりとかけました。


たんぽぽ蜜は、春にたんぽぽから作りました。
味は蜂蜜のように甘いのですが、お花を使って作った蜜なのでふんわりとやさしい風味があります。
(たんぽぽの花、水、レモン、グラニュー糖で作ります。『別冊うかたま 野草とハーブのレシピ』に載ってます。ほかにもバラシロップの作り方やいろいろな素敵なレシピが載ってますので、興味をもたれた方は読んでみてください✨🌼)


なぜたんぽぽで作った蜜を使ったのか、というと。
このお菓子を作っていた時に…。
夜、お月様の光に照らされたたんぽぽが安心して眠っているような、そんな風景が浮かんだからです。
私が感じていることではありますが、お菓子を見た方がアルテミス様のやさしくて、あたたかい光を感じていただけたら嬉しいなぁ、と思い、たんぽぽ蜜を使いました🌼✨


撮影している間にたんぽぽ蜜はレモンの下のパイの
方へ染みていってしまいました🍋✨


たんぽぽ蜜🌼
あったかいお月様の色にも見えました🌙✨



最後にお酒です。

島根県出雲市の島根ワイナリーさんの『ゆずのスパークリング(ワイン)』です。
グラスに注いだ時にゆずのさわやかな香りがして、炭酸の泡がアルテミス様の輝きのようにキラキラとグラスの中に広がります。
清々しくスッキリとした飲み心地で、甘みは強くないので後口もさっぱりとしていました。


アルテミス様を感じるグラスを使ってみました。



今回の『ひともしごろのごほうび』、いかがだったでしょうか?

 私はギリシアのお料理やお菓子を調べて、作らせてもらって、とても楽しかったです (о´∀`о) 
アルテミス様、ありがとうございました。


 
さて、次の神様はどなたでしょうか?



断面写真✨
本場のバクラヴァ、いつか食べてみたいです。


冬に咲いているたんぽぽは、
茎がこんなに短いです🌼
たんぽぽを見てると、
ほんのりあたたかくなります✨


今年1年、
「ひともしごろのごほうび」を読んでくださった方、
毎回楽しんでくださっている方。
いっしょに楽しんでくださっている神様たち。
楽しく「ひともしごろのごほうび」をさせてくださって、ありがとうございました。
これからも私が個人的に感じていることではありますが、神様たちから感じている雰囲気のお料理やお菓子作りを楽しみたいと思います (*^^*)


寒いのであたたかくして、お過ごしください☕


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