なんでもない一日
気持ちの良い朝。
肌寒さが残る朝6時。
セットした目覚ましに起こされることなく目が覚めた。
朝支度を簡単に済ませた僕らは、朝からアイスケーキの準備に取り掛かる。
この4月のこの時期、朝の作業は陽射しとともに身体も心も気持ちが良い。
小一時間作業を済ませた後、近くの行きつけのコーヒー屋で一杯いただく。
なんとも至福の時間だ。
この時間は、休憩とも仕事とも言えず、夫婦2人でたわいもない話から熱い想い、さらにはぶっ飛んだ発想が出てくるような面白い時間でもある。
そんな時間を過ごしながら、グラデーションのように仕事モードに切り替わっていく。
LITTLESNUFKINは実にゆる〜く進んでいるのだ。
午前中の仕事もひと段落し、昼食を食べに近所のタイ料理屋へ。
自宅で食べる時もあれば、外で食べる時もある。
もちろん食べない時だってある。
特に決まりはなく、夫婦の選択の多くは、その時の心と身体の状態で決まる。
それもまた自分たちらしくて心地が良い。
昼食の時間ももちろん話は尽きない。
たぶん時間というものが無ければ永遠に話をしているだろうと思ったりもする。
昼食を終えた僕たちは別々の仕事に向かった。
仕事を終えて自宅に戻るのは夜10時ごろ。
だいたいこの時間は、お互いの一日の様子を話しながらご飯を食べたり、就寝までの時間を過ごす。
こうして日々の暮らしを振り返ると、やはり僕たち夫婦は2人で話してる時間がめちゃくちゃ多い。
他の夫婦のカタチを知らないが、2人で過ごす時間が多いし、その中でも話している時間が多くを占めていると思う。
これは、僕たち夫婦が生き方を考えたとき、目指した一つのカタチでもある。
そういう意味では、常に変化しながら2人で創っている感じがする。
まだまだやりたい事もたくさんあるが、こんな一日の積み重ねが、またこれからの人生を創っていくんだろうと思う。