抑うつリアリズム
田島治『なかなか治らない 難治性のうつ病を治す本』から。
と、このように抑うつ状態の方が、現実を直視しているらしい。また、実際以上に悲観的になりネガティブになりやすいらしい。健康な人は楽観バイアスをもっていて、意外と現実を直視していなく、「なんとかなるさという錯覚・幻想」状態にあるという。目指すのは楽観バイアスであるらしい。
また、うつ病からの回復には「レジリアンス」が重要らしい。
これらは考え方の問題だ。考え方を変えるのは非常に難しい。こう書いてあるからといって、すぐ考えが変わるわけではない。ただ、こういった考えを読むことによって、楽観バイアスやレジリアンスを意識することができる。自分が抑うつリアリズムに陥っていることを認識することが重要なのではないか。とはいっても、中々考えは変わらない。鬱なんだから、抑うつリアリズムなんだよ、と言われたらそこまでの話だ。
僕は考えは行動によって変わると思っている。考えを変えるのは難しいが、行動を変えるのは意外とできる。少しずつ行動を変えていき、こういう本を読んで自分の考えや目指す考えを意識することが重要なのかもしれない。
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