神田橋條治という方の『神田橋語録』を読んでいこうと思う。この『神田橋語録』は坂口恭平の『躁鬱大学』を読んで知った。僕は躁鬱病と診断されたときに躁鬱病に関する情報を調べまくっていたが、この『神田橋語録』にはたどり着けなかった。だから坂口恭平はかなり調べたんだと思う。そして、読んでみると気が楽になるようなことが書いてあるのだ。ただ、冷静に考えると誰でも当てはまるようなことが書いてある。こういうのに自分を当てはめてしまうことをバーナム効果というらしい。この『神田橋語録』を読んで、「全くあてはまらないわ」という方がいたら教えてほしい。というわけで読んでいこう。
躁鬱病は体質らしい。僕もそう思うことがある。病気というよりかはもう気質や体質の問題だと思っている。ここに書いてあることがほとんど当てはまる。僕は傷つきやすいし、割と誰とでも仲良くなることができる。そして、顔色は常に窺っている。我慢をすると調子が悪くなる。そして、小学生の頃はまあなんとかなっていたが、中学から好調と不調の時期を繰り返した。
どうやら耐えていると躁鬱の波が大きくなるらしい。僕は自分を殺して、色々耐えて働いてきたのだが、やはり気分の波が大きくなった。そして僕は季節の変わり目に弱い。これまでは春夏に気分が上がり、秋冬は落ち込んでいたが、今では逆転してしまった。
このあたりはあまり当てはまらない。今は鬱状態が2年続いている。ただ、調子が悪いなりにも、意欲がでたり動けたりする日がある。大体それは3ヶ月くらいだろうか。だから鬱の中でも2,3ヶ月のペースで気分の波があると思う。そう思えば当てはまっているか。僕は軽躁状態みたいな時はぐっすりと眠れていた。ただ、鬱になって寝れなくなってしまった。食事は鬱になってかなり減ったが、軽躁状態みたいな時にすごい食べるわけでもない。また、僕は自傷行為はしないが、タバコはある意味自傷行為だと思っている。幻聴もない(と思っている)。回復期に強迫症状が出てくるとあるが、これは今出てきているかもしれない。僕は回復しているのか?
これはまさにそうだ。僕は絶対に人が嫌がることは言ったり、やらないようにしている。またコミュニケーションの上で相手が何を望んでいるかが分かる。そうすると気にいられる。だから結構好かれることがあるが、無理してピエロ役みたいなのをするときがあり、その反動で辛くなって、引きこもることがある。
僕はバルプロ酸を飲んでいるが、効いている気がしない。確かに、軽躁状態みたいなのがないので、そういう意味では効いているのかもしれない。ただ問題は鬱なのだ。鬱を何とかしてほしいのだ。また、期間は短くならないらしい。振れ幅が浅くなるだけなのか。確かに認知の歪みはない。主治医からもそう言われている。僕は18歳頃から本を読み始めた。そのあたりから自分を観察したり反省したりするようになったと思う。これが良くなかったのか。