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ノルウェイの森のごときこの世界のなかで
医者も薬も、心の病を治してはくれない。
というか、それは本当に、"病"だろうか?
あなたの身体の、正常な防御反応ではないだろうか?
社会の側ではなく、自分にこそ自分にとっての"正しい"答えのあること、それを失っていないことの、証明ではないだろうか?
大学院で1年余りにわたり、ある男の人につけ回されていた。
このことは、既にこちらのnoteにて、書かせていただいてきたこと。
今でも、男の顔は覚えている。
痩せぎすの身体、身長は170cmくらい、黒っぽい服にグレーか黒のハンチング帽。
この人とは、2004年の春先に、図書館で対峙している。
我慢の限界で。
当時東府中駅が彼の最寄駅。北海道出身。司法試験浪人生。
悲しいかな、記憶力は悪い方ではない。
修士論文を、恐怖に耐えながらも、必死の思いで提出した。
修士論文は、高く評価していただいた。
それでも、まだ遭った。
もう無理と思った。
図書館でこちらから男に向かっていった。
助手の話をいただいた。
でも、私にはその時もう、大学院でそのまま研究を続けていくほどの力は残されていなかった。
博士課程にも進学してはいたが。
男と対峙したけれど、否定された。
「君がおかしい」と。
私はその場で泣き崩れた。
1年余りずっと我慢し続けた。修士論文だけは提出したかった。
ピンと張りつめた緊張の糸が、切れた瞬間だった。
そんなこんなで、とにかく私は、心を病んだ。
当時考えていたことを、なんとなく覚えている。
「私、今病院に行ったら、絶対なんか病名付けられるな」
そんな確信さえあった。
大学生の頃に、村上春樹さんの小説をよく読んでいた。
「ノルウェイの森」を、あまり熱心に読み過ぎたためだろうか?
私は、まるであの小説のなかの世界に迷い込んでしまったようだった。
2ヶ月間、精神科に入院した。
今、助けを求めなければ死ぬかもしれない、そう思ったので、
当時付き合っていた人に頼んで、病院を受診した。
ただ、結論から先にいうと、
私はおかしくなんか、なかった。
付きまとわれ始めた頃から数えたら、実に18年の歳月が流れていた。
わかった真実。
ヨガで私の過去と現在と未来が、繋がった。
今の世の流れの、後押しもあった。
事実のみ、端的に書くだけでは、いまいちわかりにくいかもしれない。
でも今日は、全体像をとりあえずは伝えたい。
権力なるものは、人間の世界ではあたかも絶対的で、圧倒的な力を有しているかにみえるかもしれない。
それに基づき、社会なるものが運営され、お金なり機会なり評価なりの配分がなされる。
しかしそれは本当のことだろうか?
この辺りのことについては、また後で書きたいと思う。
とにかく私たちは、権力に沿っていても、背いていても、身の安全が保証されるとは限らない。
ある場合には、沿っていることが、命とりになる。
別の場合には、背いているので、つまみ出される。
まぁ、既にそれを行使する側にいた人にとっては、どう振る舞おうか、というくらいの問題認識に過ぎないかもはしれない。
私たちの身体を、心を回復させ、自分への信頼を取り戻してくれるのはあくまで、
自分の内側にある力だ。
外側から与えられる、化学物質などではない。
それは、"症状"に蓋をするかにみえるかもしれない。
でもおそらく本質的には、問題をとらえていないし、方法論としても的外れなものだ。
病は、内側からの声だ。
自分の本当の主権者からの、メッセージ。
あなた自身を大切にしてね、
こっちが主だよ、という。
人間の世界は、不完全な世界。
生は生命の一部でしかなく、生者の世界は死者の世界と一続き。
私たちはどこから生まれてきて、どこに帰って行くのだろう?
この世は、不完全な自分がより完全な姿に近づくための、魂の修練の場に過ぎない。
完全な姿に近づくためには、不幸も幸福も必要である。
外側のものからの強い制約がかかると、
私たちは本当のことに気づく。
逆説的だけれど。
化学物質による副作用は、副作用ではないと思う。
むしろ、そんなもの身体に入れるから、身体がますますおかしくなるのだ。
私は自分の身体でそれを経験し、わかった。
その時の主治医に、悪意はなかったかもしれない。
少なくとも彼らは、自分が習ってきた「正しいこと」に従っただけ、というかもしれない。
その方法が本当に正しいかどうか、真摯に検証したいと思うにはおそらく、彼ら自身が自分事として困ってみる必要がある。
精神科でも心療内科でも、呼び名は何でもいい。
とりあえず病名をつけないことには、病院は診療報酬を請求することができない。
病名についても疑問がある。
その定義は、何をもって、なされるのか?
患者の一時的な主訴だけではなく、その個人の生活の背景や社会的な要因については、考慮されているか?
たとえば単純に、「落ち込んでいる状態」を鬱と定義するとしたなら、その状態はあなたには現出しないのか?
彼を病気であるとし、自分は「正常」であるとする、その根拠は何だろう?
ある一定の状態が一定期間にわたって観察され(本人の主訴がその判断材料か?)、その自分の状態に対し本人は医療機関に解決方法を提示してくれることを求めており、だから医師は差し当たりは「正しい」こととして習ってきた精神医療の方法に従い、教科書通りに「正しい」薬を処方すること。
これが、人の心を観るということだろうか?
そのようなことをわかった上で、とにかく自分には今休息が必要だから、
医師からの診断書が必要である、
と割り切って精神科なり心療内科なりを受診するのは、構わないと思う。
あなたの現在の"状態"には、「病名」が付き、社会的な文脈のなかにおけるとりあえずの説明が可能な状態にはなる。
傷病手当も申請できるかもしれない。
休職もできるだろう。
でもやはり、その人本来の健やかな心の状態を取り戻させるのは、薬なんかではない。
元素記号とか、薬の開発費の回収とか、病院の経営とか、
そんなことは私はわからない。
でも、私は薬の「副作用」で苦しんだ。
病院にかかってからの方がむしろ悪くなった。
医者を3回変えたけれど、薬を1日1錠処方してくれる医師になってから、私の状態は劇的に良くなり、
偶然ヨガと出会って、薬にも疑問を持つようになってからは、
自己判断で薬を飲んだり飲まなかったりするようになった。
そして、いつの日か、完全に薬を絶った。
精神科の薬ばかりではない、
今では市販の頭痛薬とかでさえも、飲んでいない。
飲むと具合が悪くなる。
そもそも、社会に有用でなければ、人間というのは存在してはいけないのか?
生きていたら、病気になることもあるだろう。
動けなくなり、長年にわたって家族の介護が必要になることもある。
どんな人間が「社会」にとって「有用」で、どんな人間はそうでないのだろう。
肌の色が白いことが、「人間として」優れているということなのか?
住んでいる地域によって紫外線を浴びてきた量が違う、ルーツは同じ、
それだけのことでは?
多様性を奪った先に支配者達が望んでいる世界は、水路が方向づけられた、誰も本心から自分を褒めたり好いてくれることのない、
極めてのっぺりとした、単調でますますつまらない世界ではないだろうか?
そしてそんな人しかいなくなった世界では、その場所を変えたところで、
ますます争いしか、起こらないのではないだろうか?
自分より"劣っている"人がいてくれるおかげであなたは、「優越感を抱きながら」あなたの人生を謳歌することができるのではないだろうか?
負けてくれる人がいるから、あなたはこれまで「勝って」これたのではないだろうか。
ひょっとすると私は、大学院の図書館で男に直接対峙することなしには、
助手の話は、いただいていなかったかもしれません。
他大学の外国人の留学生と付き合っていました。
優秀な彼は、当時、日本の援助政策について忖度のない研究を行い、なかなか博士号がもらえずにいました。
若かった私は、今以上に直球で、
それは言葉の上でのことではなく、
行動に示されていました。
政治とは、本の中や国会の与野党答弁の中にのみあるのではなく、
人間の生きるところ、
すべてで行われていると思います。
ある国に住み、その国で多くの人達の話している言語を習得し、さらにはその国の政策にまで入り込んで研究する、ということは、
単に観光旅行で外国から来るのとは、まったく違った意味を持つことは確かでしょう。
私はむしろ、彼のような親日家とは、良い関係性を築いて、うまく使えば良いのに、と思っていました。
彼はクリスチャンで、日本で困っている同胞に通訳をしたり、何か手続きが必要な時には間に入ってそれを代行してあげたりしていました。
仮に彼がどこかからの息のかかった存在だったとすれば、日本での生活に困ったりなんかしていなかったでしょう。
まぁ、一庶民に過ぎない私が今更とやかく言ったところで、
日本のお偉方の固い頭が、柔らかくなることはないでしょうし、
アメリカや中国一辺倒で国民不在の政治が、変わることもないかもしれません。
でも、私たちの国を率いているリーダーは果たして、世界ではどのように評価されているのでしょうか?ー
話が多岐に渡りました。
この話を書くことは、私にとってかなり勇気のいることだったと思います。
でも、ここのところを説明することなしには、自分について多くの方達に知っていただくことは難しいと思われましたので、
今日はこのお話をさせていただきました。
ちなみにこの話は、既にいくつかのコミュニティでは話されてきたことであり、
むしろこれによって、多くの方が私にこれまで興味を持ってくださったり、評価してくださってきたと思っています。
皆さんの私に対する印象は、変わりましたか?
長文、お読みいただき、ありがとうございました😊
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