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"結婚"ってなんだろう?

婚姻制度も、人間を管理するための一つの方法だと思う。

性の管理を社会システムのなかに組み込みことは、重要だろう。

"家族"には、色々な機能が期待されていると思う。

昔は、"結婚"といえば、家同士の取り決め事。

親の決めた相手と結婚するのが、日本でも"普通"のことだった。

結婚式当日に顔を合わせた人が、自分の生涯の伴侶となる、ということさえあったかもしれない。

今は、"恋愛結婚"が"普通"とされる。

離婚率は1/3くらいだったかな?

"結婚"にたいする考え方は、人それぞれだと思う。

社会からの刷り込みだけではなく、私たちは実際には自分の親から受けた影響というのが、とても大きいと思う。

また、結婚生活を送るなかで変わっていく本人の価値観、というのもあると思う。

"結婚"というのは、社会のシステムにとりあえずは"従う"ことだと思う(それによる社会的な承認を得ることでもある)

だから、恋愛して結婚に"至った"としても、

そこにはやはり、家同士の付き合い、相手の家族や親戚との関係が発生する。

そこは、"恋愛"とは違うと思う。

でも実際には、"共有"されていると思っていた"結婚"へのイメージは、人によって違いがあるのかもしれない。

育ってきた環境も、親から受けてきた影響も、それぞれで違う。

"結婚"しない、ということも、選択の一つだと思う。

あまり異性に縁のない人もいるし、あえて彼女は作らず、遊び倒している人もいる。

"結婚"することが人生において必須と考えている人ならば、

それありきで、時期や条件などをある程度限定して、相手を探すかもしれない。

好きな人でなければ、結婚はしない、

あるいは、

"結婚"という形は取らずに、パートナーシップをずっと続けるカップルもいる。

また、今の時代にあっても、社会的な"階級"の"高い"家に属する人や、

政略結婚を狙う人にとっては、

"結婚"は、必ずしも恋愛とは結びついていないという場合もあると思う。

"玉の輿"もあるだろうし、"逆玉"もあると思う。


結論としては、私はそれぞれがそれぞれにとっての選択をするよりほかないのではないか、

と思う。

自分の選択、には、実際には自分が今まで刷り込まれてきた"社会"の側からの"正しいこと"や親から受けてきた影響(良いと思う影響も、良くないと思われる影響も)、

さらには自分の意識の上には上がってくることはない、なにか生まれる前に自分が決めてきた"運命"のようなものにも、

突き動かされて、"選択"がなされるのかもしれない。

子どもの頃、すごく傷ついてきたからこそ、

自分は、自分の親みたいにはなりたくない、との意識無意識が強く働いている人もいる。

本人をまったく知らない他者からみたならば、本人の選択の本当のところの動機、というのはわからないことが多いのではないかと思う。

だから、他者の選択にたいして、安易に自分の"価値観"を当てはめて考えることは、まったくの見当違い、ということもおおいにあり得ると思う。

一般的に、"結婚"は"幸せ"になるためにするものと考えられているけれど、

実際には、"学び"という側面も強いのではないかと思う。

あなたは、私は、本当に"結婚"がしたくて、"結婚"するのか(したのか)、しないのか(しなかったのか)、あるいはやめるのか(やめたのか)。

"結婚"という社会システムにはとりあえず自分を合わせておいた上で、

独身時代と変わらずに遊ぶ人も、男女ともにいる。

私からみると、遊びたいなら、独身者の方がよほど自分にも相手にも正直じゃないか、と思うのだけれど。

自分が遊ぶのはいいけれど、相手にはそれを禁じる、絶対に許さない、という人はどうなのだろう…。

よくわからない。

でも、本人やその人のパートナーのなかでそれが成り立っているのならば、

"他人"である私は、自分に関係がない限り、とくに口出しをする理由もないと思う。

"現象"として現れている物事には、必ず色んな人、色んなこと、様々な関係者の様々な都合が反映されていると思う。

だから、なにか"問題"が起きた時に、だれか1人だけにその"問題"の"原因"を還元させる、というのは実際には不可能だと思う。

自分の大切な誰かを守るため、自分が負ってきた大きな"傷"などについては、他人にはわからないこと。

だから別に、他人が暇つぶしにネタにするようなことでもない。

"結婚"

したければすればいいし、

したくないなら、しなければいい。

違う、と思ったら、やめればいいんじゃないかな。

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Miwa
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