全国の高校生の皆さんへ:対話サークル(部活)をつくってみませんか!
1・「対話」で感じる自分や周りへの安心を学校生活で
(部活の地域移行、部活の縮小による教員の皆様の負担減の流れがある中ではありますが…)
安心して話せる枠組みの中で、「対話」ができる時間を学校内で作るのを応援したいと思っています。
自分の気持ちを安心してお互いに共有できる場が日常にあると、日々のストレス対策にもとってもお薦めです。
安心して自分の気持ちを話せて心が軽くなった。このしんどさは自分だけじゃないんだ。そういう捉え方もできるんだ。などとと、自分のことを話せて安心したり、自分の囚われや孤立感から解放さたりしてほっとする時間を作ることができると思います。
世の中、どちらかと言うと、ストレスが解消されない状態が続いたり、不確実な状況が続くことが結構あると思いますが、日常に対話があると、そういった不確実な状況に耐えられやすくなると思います。
聞く練習(傾聴)や、気持ちを話す練習、伝え方の練習、ファシリテーションの練習にもなり、基本的な信頼を感じられる友人作りの場になると思います。
2・おすすめは、北欧のフィンランドの対話の仕方
哲学対話、トーキングサークル、ワールドカフェ、修復的対話など対話にも色々ありますが、フィンランドには、「オープンダイアローグ」という対話の手法、姿勢、文化があります。
「オープンダイアローグ」はフィンランドの医療現場などで活用され、心配ごとのある方やその家族から依頼があると、対話性を促進するセラピスト2名によって、心配ごとある方を中心にした対話の場がつくられます。
輪になって関係者が集まり、聞くと話すが明確に分けられた空間の中で、様々な視点や気持ちが尊重され続ける対話が行われます。心配ごとがある方が落ち着くまで対話の場を設け続けます。
「答えのない不確かな状況に耐える」「本人のことは本人のいないところでは決めない」「対話を続けることを目的とし、多様な声に耳を傾け続ける」などの言葉を大切にしています。
3・「オープンダイアローグ」で使われている「リフレクティング」がお薦め
「リフレクティング」での対話とは、3人(or4人)一組で行い、まず話し手が自由に話をし、話を聞いた聴き手二人が、話し手が話した内容に関して、感じたことや、もっと聞いてみたくなったことなどを、聴き手二人で向き合って話します。聞くことと話すことをしっかり分けたり、多様な声を尊重し、言葉をお盆に載せるように話します。
詳しいリフレクティングの仕方はこちら
①オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)
「オープンダイアローグ対話実践のガイドライン」
②上記ガイドラインを参考にしたりすにんぐファームの「リフレクティングワーク」
「リフレクティングワーク」のデモ動画
https://youtu.be/k5h1YGOBEkA
「リフレクティングワーク」の資料
https://listening-firm.com/free/study-dialogue-meeting
ちなみに、りすにんぐファームの対話の場ではこちらの7項目を大切にしています。
①相手と自分を尊重し、対等な関係を意識する
②お互いに「安全」を意識して対話をする
③落ち着いて聴き、ゆっくり話してみる
④自分に正直な在り方で対話の場に身を置く
⑤臆測を避け、話し手の言葉を新鮮に聴く
⑥気持ちを「おぼんにのせる」ように伝える
⑦相手の反応の仕方や伝え方の特徴に気づき、「おぼんにのせる」ように相手の話を聴く
4・体験やご相談
まずは、フィンランドの対話を体験してみるのはいかがでしょうか?
20歳未満の方は、無料でご参加いただける「リフレクティングワーク」の場があります!
毎週、水・金・日の20:00~21:40にてZOOMで開催しています。
是非、体験してみてください。
詳しい内容とお申込みはこちらです。
https://listening-firm.com/free/free-under20
やり方などでご相談のある方はどうぞこちらにメッセージを
ZOOMなどで直接ご相談もできます(相談料などはかからないのでご安心を)。
https://listening-firm.com/contact
対話のある学生生活を応援します!
大学生、中学生の皆さんもいかがですか!
ご覧になっていただきありがとうございます。
戸田周公(とだ なりたか)