Lisseの沖縄出身CTOに話を聞いてきたので公開します
契約書レビュー支援AI「LeCHECK」を開発するスタートアップの株式会社リセで、エンジニアリングマネージャーとスクラムマスターをしている阿部です。
今回は、株式会社リセでCTOを務めている寄合(ヨリアイ)さんにお話しを聞いてきました。
寄合さんは、CTOだけでなく、LeCHECK・LeTRANSLATEのPO(プロダクトオーナー)も兼務しており、多種多様な業務に日々取り組まれています。
Lisseがまだ小さなフェーズだった頃から開発組織を統括し続けてきており、組織・プロダクトが急拡大していく中で、CTO・POとして感じていることを色々とお話ししてもらいました。
そんな寄合さんの来歴はこちら!
お待たせしました!それでは、寄合さんのインタビューをお楽しみください!
急成長する組織でCTO・POを兼務
── まずは、寄合さんとLisseの出会いについて教えてください!
2019年ごろに当時のCTOと出会って、その際には「DjangoをDockerで動かしたいんだけど、どうしたらいい?」という相談を受けました。笑
どうやら、これから作り始めるといったフェーズだったようなのですが、開発メンバーを集めている最中で、CTO自らソースコードを書いていたようです。
ただ、当時のCTOはハードウェアエンジニア・コンサルタントというバックグラウンドでしたので、Webアプリ開発における相談相手といった出会いでした。
その後は不定期に連絡を取りつつ、お互いの状況確認をするような状態が続いて、2020年10月にまずは業務委託としてLisseに参画することになりました。
参画当初はスクラムマスターをお願いしたいと言われていたのですが、Lisse内部の体制転換もあり、参画してしばらくすると「開発統括」といったポジションで業務をするようになりました。
── 大規模案件のPMもされていた寄合さんの、当時抱いたLisseについて印象を教えてください!
参画前に当時のCTOからプロダクトの構想などを色々と聞かせていただいて、未知の業界ドメインではあったものの、第一印象としては「とても面白そう」だと感じました。
実際にLisseに参画してみると、技術的にとても難易度が高いことにチャレンジしていると感じたとともに、良くも悪くも社内でその認識があまり無かったようにも感じました。
そのような印象から、高いハードルに挑んでいるからこそ組織体制を整備していき、事業・組織の継続性を支える「土台作り」こそが、まず初めに自分がすべきことだと強く認識したことも記憶に残っています。
── そんなLisseで普段はどんな業務をしていますか?
現在は、CTOとプロダクトオーナーを兼務しています。
具体的には、他のボードメンバーや他部署の方たちと手を取り合いながら、技術・プロダクトの両面において戦略・ビジョンを定めるといった視点の高い話題から、「次のスプリントで何を開発するのか?」といった開発者とともに歩むような部分まで幅広く携わらせて頂いています。
また、最近では特許戦略などを検討する「知財チーム」の立ち上げにも携わっています。
── 急拡大するフェーズに入り、参画当初と比べて、どんな変化がありましたか?
参画当初は開発メンバーが3名しかいなかったということや、開発統括という役職で組織基盤作りに注力していたため、自分でも手を動かしていきつつ、組織をまとめ上げていかなければいけないという想いがありました。
ですが、現在は複数チームに分かれて業務を進めており、各チームのことを見るエンジニアリングマネージャーやテックリードといったロールを担ってくれる人がいる体制が出来ました。
また、参画当初とは比べ物にならないほど、LeCHECKをご利用いただけるお客様も増えてきており、「何もかも当時とは違う」といった感覚です。笑
そういった環境の変化もあり、自分自身がどんどん前に身を乗り出して組織をまとめてあげていくよりも、CTO・プロダクトオーナーとして、組織とプロダクトについてビジョンを示して、ロードマップを描いていく方向へ徐々に意識はシフトしてきました。
リーガルテック業界でのプロダクト開発
── CTO・POをされている寄合さんですが、法務業界についての知見があったのでしょうか?事業ドメインの「壁」はありましたか?
「壁」は、とても感じました。
契約書レビュー支援という生涯であまり携わることもないような事業ドメインであり、契約書がどういった内容で構成されているのかということも詳しく無かったためです。
実際、社内の弁護士チームなどと要件・仕様についてお話しする際に、ユーザー行動を思い描けるようになるまでには非常に苦労したことを覚えています。
ただ、代表の藤田を始めとする弁護士チームの方々や営業の方たちから色々と対話を通じて学ばせていただく機会が多く、無事に「壁」を乗り越えることが出来ました。
── エンジニア・PMとして様々なドメインを経験した寄合さんにとって、リーガルテック業界の印象を教えてください!
これからどんどんIT化・DXが進んでいくフェーズにある業界だと感じており、当然テクノロジーに関する知識や理解度は人によって異なるため、1つの業界ではあるものの、会社・お客様によってコミュニケーションは試行錯誤の連続だと感じています。
私はエンジニアのバックグラウンドを持っているため、技術一辺倒のコミュニケーションにならないように「リーガルリテラシー」を日々向上させて、質問への返し方やプロダクトについての説明の仕方など、引き続き成長していくぞと思いながら業務に取り組んでいます。
── 初めての事業ドメインで、初めて経験するポジション。面白さや苦労されていることを教えてください!
「営業 v.s. エンジニア」という構図を今まで経験してきた現場でよく目にしてきましたが、Lisseでは「仕様書が降りてきてただ手を動かすだけ」というシーンは無いため、主体性を持ってプロダクト開発に携われる部分をとても魅力に感じています。
一方で、今までは営業とエンジニアという2つの部門間でコミュニケーションを取ることがほとんどでしたが、Lisseでは社内に弁護士チームもいるため、三者三様の考え方がある分、プロダクトの方向性などの意思決定の際には時に苦労を感じることもあります。笑
ただ、弁護士の人とプロダクトの方向性について議論することはリーガルテック企業ならではの経験だと感じており、色々な人たちから日々刺激をもらっています。
Lisseの今後のプロダクト・開発組織について
── 沢山のお客様に使っていただけるようになったLeCHECKですが、この先はどんなプロダクト像を思い描いていますか?
世の中には様々なプロダクトがたくさんありますが、どんなプロダクトよりも使っていただけるようなものにしていきたいと思います。
そのためには、法務における業務プロセス全体をカバー出来るような新機能などの開発をこれからもどんどん加速させていきながら、LeCHECKを大きくしていきたいと考えています。
── とてもワクワクする未来ですね!開発組織についても目指している将来像を教えてください!
一言で言うと、「キャンプファイヤー」のような組織にしていきたいと考えています。笑
LeCHECKという中心の炎を皆で囲みながら、歌う人もいれば踊る人もいるなど様々なあり方があるけれども、手を取り合いながら同じ目線でLeCHECKのことを考え、努力して、人もプロダクトも成長していけるような組織を目指しています。
この輪は開発組織に留まらず、セールスやCS、弁護士チームなどプロダクトに携わる人々を巻き込みつつ、皆で協力しながら成し遂げられたらと思っています。
Lisseからの3つの質問
Q1. 寄合さんの「中毒」は何ですか?
バスケ
国内・海外共には試合を見ることはもちろんですが、ボックススコアをみて自分なりに分析・評価することが欠かせません、得点・アシストなどはそうですが、チームとしてどう機能したかを見るのがたまらなく好きです
スニーカー
バスケの延長でファッション・特にスニーカーは毎日欠かさず情報チェックします。
Q2. 寄合さんが信奉している「エンジニア宗教」は何ですか?
バックエンドエンジニアとして活動しているときからあまりこだわりはない方だと思ってます。唯一あるとしたら、Windows歴が長かったからかキーボードはJIS一択で、他の物に挑戦しましたがしっくりこずに断念しました。
Q3. 寄合さんの「Next Level」を教えてください!
自分自身の成長のためのCSPO取得がPOとしてのネクストステップ。
組織としては、急拡大フェーズにある中で、いかに一緒に働く人のキャリア形成が出来るかという点で、評価・目標管理制度を制定すること。
── 寄合さんから一言メッセージ!
難しい領域だからこそやりがいのあるリーガルテックの領域で、組織づくりや技術面でもチャレンジしたい方はぜひリセで一緒に働きたいです。
特に技術面では、ボトムアップで新しい領域でのチャレンジを推奨しており、応援したいと思っています。
プロダクトと組織の、将来の夢を語りあいながら共に成長していける会社を目指していきます。
今回はここまで!また次の記事でお会いしましょう〜〜🕊️
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