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春に向かって息づく森へ
週日は一日中0℃を行ったりきたりの曇天が続いたが、日曜は前週に引き続き天気がよくなった。久々の快晴だ。
日が伸びてきたといってもまだ日暮れは早いし、午後4時からは今週もスキージャンプW杯がある。
ということで、お昼前に簡単なサンドイッチを持って近くの山に行くことにした。
山の中腹まで行き、そこから下ってそのまま帰れるように、車(カーシェアリング)ではなく、市電とバスを乗り継いで向かう。
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まぶしい!
バスを降りて、ここから日の当たるほうへ歩いていく。
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こんなに真上を向くことはめったになく、遠近感もおかしくなりグラッとする。笑
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この一帯はサラマンダーなども生息しているらしい
林道を外れてけもの道を少し登るとひらけた場所に出た。
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このあたりでお昼休憩。(歩き始めて30分足らずですが……)
「きょうは寒いからね」と用意した熱い紅茶のサーモスボトル2本は、まさかの家に置き忘れ!笑
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山頂にも雪はなく、雪解け水ではないものの、こうした小川も勢いを増し、ころころと軽やかに来たる春を祝福しているように見える。
あたりは広くぬかるんでいて、渡れそうな箇所を探すのに難儀した。
飛び越して着地するときに盛大に滑ったが、なんとか尻もちをつかずに済んだ。
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小さな池となった水たまりは鏡のように静かで透き通っている。
底で眠っているかのような落ち葉も印象的だった。
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気温マイナス5℃ほどだが日差しはほっこり。歩いていると身体も温まり、顔に当たる冷気が心地よく感じるようになる。まるで露天風呂にいるみたいだ。ほわーんと眠くなってくる。
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森を抜けて街まで下る南に面した道は一日中太陽が当たり、この近辺でも特異的に暖かい場所とされている。
わが家ではまだ何輪かほころび始めたばかりの黄梅も、ここでは大部分が開いていた。
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川の近くではうっすらと霧が残り、幻想的な光景が広がる。
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午後3時、このまま下って帰路についた。
帰宅後は、残念ながら留守番となったサーモスボトルの紅茶を飲みながらスキージャンプのネット観戦を。なかなかよい一日になった。