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つぶやき日記10 ー 突然、義務教育について考えた私

最近、テレビのドキュメントとか見ていて、
不思議だなあと思うことに、
不登校が問題、というのがある。
「かつて不登校でした」という方々が、
立派に成長して自分のことを語られるのを見て、
よけいに、
不登校でも立派に育つんだから何が問題かな、
なんて思ってしまったせいかもしれません。

たくさん悩んでいる方や、
改善に必死の努力をしている方が大勢いらっしゃるのに、
なんの知識も専門性もない私が、
不思議がるのは失礼に当たるかもしれない。
けど、
私みたいに、
まあ一般的で普通な人間が不思議がる根拠を、
お知らせしておくのも、
もしかしたら見方を変える一助になるのではないか、
なんて考える。

何が不思議って、
このリモートの世界。
会社に行かない人を、
「不出勤問題」などと言わない。
やることやってますから、
とか、
ちゃんと仕事してるんですよ、
とお叱りを受けそうだが、
不登校だって、
ちゃんと家で勉強しちゃってれば、
そして、
健康で、
たとえバーチャルでも、
いろんな大会とかで良い成績とか残しちゃってれば、
それでいいじゃない。

なんて、考える私は、
部外者の的外れ意見、
を言ってるだけなんでしょうね。

不登校になった原因が、
いじめであるとか、
親のネグレクトであるとか、
若年層の不当労働のためとか、
法律問題で学校に行けないとか、
そういうのは確かに問題ですけど。
そして、早急に
そのような問題を解決する対処が望まれるけど。
あと、
社会的に嫌な思いをしたから引きこもっている、
などというのも、
改善し、解決されなければならない問題だと思います。

でも、義務教育の定義を、

「15歳までに、これらの課題を
学校もしくは家庭におけるリモート・スタディで
マスターすること」

ぐらいに変えてしまって、
「学校に行くという強制」を取り除いたら
あら不思議、
不登校問題がなくなった、

なんてことにはならないのかしら。

付属の条項で、
「ただし家庭でマスターする場合は、
週に最低一度は
管轄の役所にあるリモート・スタディ確認ステーションで、
リモートで勉強している本人確認を行い、
健康状態のチェックをすることを義務付ける」
ぐらいで、どうでしょう?
子供の代わりに、
親がせっせとリモート・スタディしちゃうこともありうるのでね。

つまり、
学校に行かなければならない、
となっているから、
学校に行かないのが問題
になってしまう。
学校には行っても行かなくてもいいです、
ただし、
これらの課題はマスターしなさい。

ということにしておけば、
ちょっと気分が乗らなくなって、
あるいは病気や怪我で、
学校にしばらく行かなくても、
その人なりの前進を止めずに、生きていく方法の幅が広がる。

こうなると、学校側が用意するのは、
教科書だけじゃなくて、
文部省認定のリモート学習プログラム。
もうすでにあるのかしら。
最近の小中学生のことはわかりませんが。
塾なんかで、似たようなものが出回っている気がする。

あともう一つは、
義務教育の間に、何をマスターさせたいか、
もう少し考え直す必要があると思う。

個人的には、
「中学を卒業した時点で、
生活に必要な手続き及び役所の書類申請に
対応できる事務能力を備え、
どのような時にどのような申請を行うのか
知っている人間に育てる」

というのが
親切というものではないかと思っている。

今の中学を卒業しても、
高校でやる勉強を先取りしているのが優秀
とされたりしているのではないでしょうか。
そんなことより、
大人になってから苦労するのは、
申請手続きとかではないだろうか。
また、そういうことをマメにやる人が、成功者な場合が多い。
「大手企業に勤めるから、人事部が全部やってくれます」
という人もいるかもしれないけど、
一旦離れたら、大変である。
申請ミスでイラついたり、
本当はもらえる補助金をもらいそびれたり。
有給で取れるべき休みを失っていたり。

未来の中学生は、
学校組もリモート組も、最後に統一試験を受けるのだ。
それを前にした中坊たちの会話は、
「去年は省エネ建材だったよね。窓とかドアのリフォーム」
「それと、ひとり親家庭の補助金申請と企業への育休申請」
「交通事故に合った時の、保険金手続きは重要?」
「2年前に出てるから、今年は生活補助だと思うよ」
「いいや今年は年金!厚生年金の繰下げ需給だよ、絶対」
「国民年金の繰下げと違うの?」
「死んだ後が違うよ」
などという会話が、
15歳の間で普通に交わされる社会。
それを夢見る私は、
やはり少し頭がおかしいのであろうか。

現場の先生とかは苦笑いかもしれません。
でも、

どんな申請がいつ必要か理解し、
その経済的金銭体系を理解することができれば、
基礎的学力は大いについていると思われる。

それに、
特に高校や大学へ行きたくない人たちが、
アカデミックな学問を無理やり継続する必要もない。
十分社会を生きていく基礎能力はつけたのだ。
若くて吸収力と柔軟性がある間に、
伝統芸能や伝統技術の職についたりもしやすくなる。
こういう分野は後継者不足で困っているはずだ。
宮大工や家具職人の弟子になったり、
農業や漁業を始めてエコライフを送ったり、
アーティスティックな活動をしたり、
スポーツに専心したり、
リモート・スタディの延長で、
プログラミングしたり、デイトレーダーになったり。

やりたいことが定まらず、特技がない人や、
研究や学術論文を書くことが好きな人が
大学まで進めばいい。
ま、ここは今も同じですかね。

で、その途中の高校ですが、
例外があるとはいえ、
都心部では専門性を求めない
普通科の方が偏差値が高いから難しい
というイメージがあります。
偏差値というのが
大学進学の基準を主な目的としているから
当然かもしれないけれど。
若い時から専門性を磨く実業高校って、
これからもっともっと、
大事になるような気がする。
特に将来の少子化を考えると、
大学3年生の青田刈りをやってる場合じゃなくなって、
実業高校に
官公庁や企業などからの
タイアップ教育企画及び資金援助が
たくさん来るようになってもおかしくない。

「こちらの農業高校は、大手食品会社とタイアップしていて、
卒業後4年間この企業に勤めてくれれば、
在校中の学費及び生活費(または相当分の現金支給)は、すべて企業持ちです」
とか、
「こちらの工業高校では、
最後の夏休みに、上位100名が参加する
MIT(マサチューセッツ工科大学)サマースクールのプランがあります。
そして卒業後このリストにあるメーカーに就職の場合は、
その費用は就職先が払います」
とかね。
どう?
バカバカしい夢想でしょうか。

でも、少子化ということは、
これからますます、
お子様方には早く優秀な労働力になって
自立していただかなければならなくなるわけで、
しかも、以前は「潰しがきく」などと言われて
大卒者がやっていたような仕事は
A Iがやってくれるようになるのだから、
先見の明がある企業などが、
若くて専門知識のある高校生に、
どんどんアプローチしていくようになると思うのです。

もう始まっていると思うけど、
商業科には投資金融科などを、
工業化にはコンピュータ・サイエンス科(もうあるだろうけど)などを、
あるいは両方合わせたフィンテック科とか、
ドンドン拡充して、
時代に合わせて行ってもらわないとね。

で、本当にアカデミックな研究をしていきたい人たちが
大学に行けばいい。
なんて、
大学生は遊び呆けて当然だった世代の私が言っても、
説得力ないですね。
でも、
日本の大学も、
もっと研究機関として論文を発表していかないと、
ワールドランキングで、なかなか上位に組み込めない。
良い学校がたくさんあるのにね。残念。

なんて、私のまとまらない文章より、
さすがnoteには、
ちゃんとしたものが載っていましたよ。
Global Agendaさんの文章は参考になります。

って、義務教育について考えていたはずが、
最後は大学教育に。
でも、繋がっているからしょうがない。


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