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サプライチェーンを素材から切り上がって経営迄 その2 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
私の仕事の心掛けは充分な理解を基にお客様にプロフェッショナルとして対応することです。
モノからサービスへと続くサプライチェーン。
ビジネスの1つの主要な入口である素材の理解は極めて重要です。
その1の最後でご紹介しましたように事業企画·経営企画担当となり、所属していた半導体事業を超大手IT企業の半導体部門に事業譲渡する所まで担当し、私自身もその企業に移籍しました。
鉄鋼会社から世界的IT企業への転籍(転職)で一気に世界が広がったというお話です。
その企業では半導体事業はサプライチェーンのベースとなる領域として定義されていました。そこではスーパーコンピューターの技術を汎用半導体として、ソリューション展開するプロジェクトに参加し、半導体部門の最先端技術を理解しました。
技術を系統的に理解した上で部門の全体ビジネスが見渡せる事業企画を担当。移籍前の事業企画の経験を活かす展開でした。社内外から持ち込まれる企画を精査、必要に応じて担当部門の見解もヒヤリングする業務を。結果として技術面に引き続き事業面も加わり部門の全体像を実務から把握していきました。
転籍して部門ごと移った先で、転籍前と同等の状況に身を置けました。
その上で半導体部門とその上に事業領域であるソフト·サービス部門とのシナジーを狙った認証デバイスソリューション(ICカードや生体認証センサーなど)の担当となりました。これで移籍した会社の半導体部門という枠が外され、認識ソリューションという商品群を持って社内外に。仕事の領域が一気に広がりました。
携帯電話、スマホ、タブレット、パソコン、ATMなどの端末部門、その先端認証端末を活かした銀行システムやサービス、行政端末や電子行政サービス、医療端末や電子カルテサービスなど、仕事の領域が広がって、担当部門のセールス&マーケティングと連携。もう楽しくて仕方がないという感じでした。
前籍の会社では、
素材から電子デバイスまで
(B to B)
止まりでしたが、転籍先では
(社内のソフト·サービス部門と連携することで)
電子デバイスからソフト·サービスまで
(B to C)
見渡せるポジションに。
サプライチェーンの末端に居るコンシューマーさん迄見通せるところまで来ました。
つづく
御参考
この波乱万丈の人生はこちらのマガジンのその7からその9までにに纏めて有ります。宜しければお楽しみ頂ければ幸いです。