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閑話 Billと言う言葉の使い方の再発見 ホテル業界では領収書の意味に使うらしい 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 国際的な研修施設で最近働き始めた方からおもしろい話を伺ったのでご紹介しますね。

(背景として旅行ではなく、あざと可愛くシリコンバレー駐在をもぎ取って以来の海外畑人生、海外に根を下ろし家族と生活した経験が私の人生の幅が大きく広げてくれた…

 なのでこんな与太話ネタも楽しめる…)

 私は英語が大の苦手でした。それは記憶力に、特に頭の中に有る情報を引き出す力が弱かったからなのです。一寸思い出せないと

知ってるか知らないだけかの記憶問題で、くだらないと…
後に倫理社会で学ぶことになる

酸っぱい葡萄の論理

を自分で編み出して正当化していました。それで益々記憶を引き出すことが疎かになったのです。(笑)

 そんな私も受験勉強で英語の基礎を徹底的に学び、社会人になってからもしつこく英語を学び続け、仕上げは自分自身を米国社会に家族もろとも漬け込んでOJTを極めて何とかしたのでした。
 その米国シリコンバレーに駐在していた時、パートナーがチェコスロバキア系の温厚なドクター(医師ではなく博士号保持者)だったのですが…。お昼時。その時は、忙しくてランチは近くのSUBWAYのサンドウィッチで手早く済ますことに。キッチンカーが事務所前に来ていたのですが、スルー。キッチンカーは悪い俗語でCOCK ROACH Carと言って衛生的とは言えないと教えてもらっていたこともあり彼がキッチンカーを避けたのはなんとなく理解できました。

 SUBWAYは混んでいて順番待ちの行列に並んでいたのですが、その時の雑談で、1ドル札は…と言ってお尻のポケットを叩いて、ここはBack、ここに1ドル札を入れるから、例えば4ドルは、Four Backsと言うんだよと教えてくれたのでした。カリフォルニアに乾いた明るい日差しの中で、紳士がこんな俗語を知っていて、私に教えてくれるんだぁ…と一寸驚きました。その時の逆光の立ち位置で見たニッコリした笑顔が今でも焼き付いています。

 またイギリスのロンドンを拠点にして欧州を飛び回っていた頃は、仕事終わりにパブでLondonPRIDEを飲みながら、このビール、学校では使うなと教育される悪い英語表現だけど…

Bloody good(すっごくいい、すごくおいしい)

だねと…
でも学校では使っちゃ駄目だよと再度笑いながら…

という事で英語の俗語表現もそこそこはOJTで知ってはいました。

 そんな背景も有って、国際的な研修施設で最近働き始めた方からおもしろい話を伺ったのです。

 その国際施設には国際会議で海外の方が多く利用されるそうです。当然人事管理も厳格で選びぬかれた方しか採用されていないそうです。その精鋭の方々、当然海外在住経験者、外資系国際ホテルチェーン経験者などなど…。
 そこでのこと。海外駐在経験もあるその方から、その国際施設では領収書のことを

Bill

と言っていて違和感を感じるんだよね〜と。何か変だよねっと。請求書のイメージの強いBill。私は米国在住での経験が基本なのでホテルやレストランでは

Check please.

と請求書を貰い、チップを手書きで上乗せしてクレジットカードで支払ってReceiptをもらってたと記憶してるんだけど…
Billは請求書かお札(さつ)の意味の語感が強すぎて…支払い後なのにBillというのはね。

同感

因みに同僚に訊いてもホテル業界では領収書をBillと言うんだよと言われてしまったとの事でした。

 私のサラリーマン生活でもBillを領収書の意味で使っているシーンに出会(でくわ)した記憶は有りませんでした。まぁボーと生きているので真偽は危ないところですが…
(チコちゃんに叱られる!(笑))

 最近はスマホが便利なので早速調べて見ることに。そしてその結果、bill of receiptの短縮形かも…。

領収書の英訳例にbill of receiptというのが有りました。そこでBillの意味に飛ぶと…

2. 為替手形、手形、証書

なので証書というニュアンスなのかもね、というところにその時は落ち着きました。

因みに領収書といえば当たり前過ぎですが、日本語でも普通に使われるReceiptが一般的だと思っています。

 以上は英語の専門家ではない素人の推測です。

 今の時点の私の理解では以下がBillを使う理由の様です。

 クレジットカード払いの場合は、債権をカード会社に譲渡する形になるので代金を受領したことにならない。なので当然領収書の発行では無く、クレジットカードカード会社にこの請求をするいという証書を手渡すことのようです。収入印紙が不要なのもそのためだそうです。

 またBillの使い方についてこんな考え方も有るようです。

まとまりがなくてすいません。ですが少なくともホテル業界では領収書の意味に使うと思っている人が居るという事実まで、それ以外は与太話ということで。

蛇足
 知らない業界の話を書くのはどうかと思ったのですが、妙に心に残ってしまい、まぁ忘れちゃえば何も残らないので閑話としてご紹介して残そうかと思った次第です。

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