相場 大切にしている教え その7 相場は相場に聞け 前編 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
相場という言葉、少し下衆(げす、品格無いイメージ)なニュアンスがありますよね。私自身もそういう印象でした。しかし、今は寧ろ意味深長なことばという印象に変わりました。
相場が本質を突く
市場(しじょう)という言葉とセットになるのかも知れませんが、物理(ぶつり、もの(物)のことわり(理))の本質を突いていると理解するようになりました。
私は物理屋として生きて来ました。しかも理論物理学と実験物理学との学際が立ち位置なのかなぁ。大学時代、今なら普及版のノートパソコンでも簡単に扱えるTB(テラバイト)の桁のデータを仰々しい計算機室(当時の呼称)、今で言うデーターセンターみたいな施設の当時最新のメインフレームのコンピューターを駆使して材料の表面の電子状態を研究するチームに居ました。
当時の雰囲気の説明が有りますので、宜しければこちらもお楽しみ下さい。
同時に超高真空に、
(真空の種類と超高真空についての記述はこちらに詳しいので
こちらを参考になさって下さい。)
なるように改造した分光器(AESとかXPS(ESCA))を駆使して、
(AES、XPSについては以下に詳しいので宜しければ御参考になさって下さい。)
当時最先端電子デバイスの基礎研究の一つであったシリコンの清浄表面の電子状態の研究に携わりました。
超高真空にするための改造や計測に必要な電子機器は自作して最先端の研究をしていました。ですから理論を磨いて実験で検証するという一連の所作が身について居ます。
その際に大切なのは
観察
洞察
方針(今後の進め方)
でした。
そんな私が出会った考え方
相場は相場に聞け
つづく
蛇足
連作になっています。宜しければ背景もお楽しみ下さい。