暴漢 その1~当たり前過ぎて意識しなくなっていること
中学1年生の頃、暴漢二人の喧嘩に割って入った時の話。
時代的には高度経済成長末期、ベビープーム世代の子供たちが私たちの上の学年に居ました。小学校は入学時1クラス45人で6クラス有り、プレハブの校舎か校庭に有りました。小学校2年生頃に近くに新しい小学校が完成して児童数が半減、プレハブ校舎も直ぐに撤去されて正常な校庭が戻りました。
中学は最寄り駅前に有り、駅前に代々住んでいる方々の子供と、私達のような新興住宅地に住んでいる子供が通っていました。小学校の入学時よりも多いクラス数で、一学年1クラス45人で8クラス有りました。しかも旧市街の子供は荒っぽい子供が多く、上級生のクラスでは一部いわゆる不良の学生によって学級崩壊が起きていました。
そんな時代の話です。
季節は初秋、私は当時生徒会役員に当選して書記をしていました。お昼休みに、同じ小学校から来たある女子生徒が、「同じ小学校から来た〇〇君が、校舎の裏で上級生の不良と喧嘩してる。」
と言って教室に飛び込んで来ました。取り敢えず職員室にそのまま行ってもらい現場に行くと、〇〇君がナイフを持って上級生と喧嘩していました。とっさに割って入って二人を引き離したところに先生が来て二人共確保して下さいました。一件落着。
事なきを得て安堵し、その後は普通に過ごし帰宅しました。すると母親が絶叫、血がワイシャツに着いていたのでした。後で知ったのですが、〇〇君はナイフで斬りつけていて、上級生は出血していたそうです。ということで母親にしっぽり事情聴取されて、割って入ったことを叱責されました。
何が悪かったんだろう?
未だに何で叱責されたのか納得できていませんが。(笑)
蛇足
その後、〇〇君はヤンチャ度が加速度的に増していってしまいました。
また、母親がこの件で後日学校に呼び出されたそうです。その後お説教は無かったので、まぁいいか。(^^)