ただただ楽しかった保育参加
先日、6歳息子の最後の保育参加があった。
年少さんから毎年参加していたのだが、今年は仕事が立て込んでいることもあり、「行かなくてもいいか…」とも思っていた。
一応、息子に「保育参加行った方がいい?」と聞いてみたところ、「来てほしい!」と即答されてしまった。
これは行った方がよいだろうと判断し、仕事を調整して参加することにした。
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そして迎えた参加日。
園のホールで子どもたちを待っていると、体操服にゼッケン姿の子どもたちが入ってきた。
「ママ―!」と笑顔を振りまきながら、入場。
先生が、今日の予定を説明してくれる。
全部で3つの遊びをやるそうだ。
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まずは新聞紙じゃんけん。
じゃんけんをするたびに「負けた~」「勝った!」と大声で叫ぶ子供たち。
新聞紙が小さくなると、お母さんが子どもを抱っこしたりおんぶしたりした。
息子は最後まであきらめきれず、「まだのれるやろ!」と言って無理やり新聞紙にのろうとしていたが、私の体力が持たず断念。
最後は2組ほど残った状態で、お開きとなった。
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次は「つみ木積み上げ競争」。
「はい、車を持ってきて~。」と先生が声をかけると、ホールの隅にあったブロックで作られた車が運ばれてきた。
「この車は先生がケン君に頼んで作ってもらいました~。」と紹介される。
わが家の息子は夫の影響でレゴブロックが得意なのだ。
その能力が買われたのか!と嬉しくなった。
「では、2チームに分かれて競争します。黄色チームはひとり足りないので、ケン君がトップバッター兼アンカーを務めます。車作ってくれたから、ケン君が2回やるってみんなで決めたんだよね?」
なんと!アンカーを務めるなんて、責任重大じゃないか。
車も作ってアンカーも務めて…やるじゃん、息子よ。
やっぱり保育参加、来て正解だった、と改めて思う。
つみ木積み上げ競争も大いに盛り上がった。
途中、車が壊れてしまったり、「歯が抜けたー!」とエミちゃんの歯が抜けたり…とハプニングが大量発生。
積み上げるほどに崩れる回数も多くなるつみ木。
そしていよいよ、アンカーの番が回ってきた。
黄色チームのアンカーは息子。青チームのアンカーはミーちゃん。
二人とも緊張しているのか、積み上げたつみ木をなんども崩してしまう。
息子はミーちゃんをちらちら見て状況を確認している。
「頑張れー!頑張れー!」
親からも子どもたちからも声援が飛ぶ。
私も「ケン、頑張れー!」と何度も叫んだ。
息子が最後のつみ木を積む。(何度失敗したことか)
よし、いけるいける!
ミーちゃんは息子には見向きもせず、自分の手元だけを見て集中している。
が、崩れるつみ木。
その隙に、息子が最後のつみ木を積み上げ、戻ってきた!
黄色チームの勝利!
それでもミーちゃんは諦めず、積み上げている。
「ミーちゃん頑張れ!」とみんなから声援が飛ぶ。
「誰か、ミーちゃんを手伝えるかな?」と先生が声をかけると、青チームのみんなが一斉に走り出し、ミーちゃんのもとへ駆け寄った。
崩れたつみ木を拾ったり、一緒につみ木を積み上げたりしながら、みんなの力で青チームのつみ木も無事に完成した。
息子の活躍も嬉しかったが、一斉にミーちゃんのもとへ駆け寄る子どもたちの姿にも感動した。ありがとう、良い勝負を見せてもらいました。
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そして最後はドッジボールの親子対戦!
これは本当に白熱の戦いだった。
年長さんともなると、男の子の力が本当に強い。
ビシュッ!と低い球を投げてくるから、本気で怖かった。
親の方も負けてはいない。
"背中を見せて逃げることもに優しくボールを当てる"という作戦で、次々とボールを当てていった。
1回目は親チームの方が勝利した。
2回目は絶対負けたくない!という子どもたちは、円陣を組んで作戦会議。
ああでもない、こうでもない、とみんなで話し合う姿はどこか頼もしく感じた。
作戦が功を奏したのか(親チームの体力が持たなかったのか)2回目は子どもチームが勝利!
みんなとても嬉しそうだった。
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最初で最後年長さんの保育参加。
ただただ楽しかった。
私はこの話を、義父・義母・夫に3回話して、まだ足りずにnoteにまで書いてしまった。
息子の活躍が見れて、子どもたちの成長が感じられて、久しぶりにドッジボールなんかして体も動かせて(ちなみに、私がドッジボールでボールを触ったのがこれが初めて。小学校の時には逃げてばかりいて、ボールなんて取れなかった)非常に有意義で、楽しい時間でした。