子どもの頃、夢中で見ていたテレビ番組が「兼高かおる世界の旅」でした。
子どもの頃、夢中で見ていた番組のひとつが
「兼高かおる世界の旅」でした。
同じかおるという名前に親近感を湧いていたのかな~?
親が見ている番組を一緒に見ていたというより
私が自主的に見ていました。
番組は、私が生まれる前から放送していたから
私が見ていた時はすでに兼高かおるさんは
アラフォーだったと思われるのだけど
水着を着てシュノーケリングだか
スキューバダイビングだかをしていたのを見た記憶があります。
当時、おばさんと言われる女性の水着姿を
テレビで見た記憶がなかったけど
イキイキとされている姿に、ある意味衝撃を受けたんですよね~
世界には聞いたことも見た事も無い国がたくあり
テレビを通じてでも、
文化の違い、人種の違い、価値観の違い、言葉の違い、
肌の色、建物のつくり、空の色、空気感、食べ物...
見るもの全てが私をわくわくさせてくれたんです。
そして、兼高かおるさんのナレーションの
品のいい日本語が本当心地が良かったんですよね~
私自身、数年前から、やっと一人旅をするようになって
兼高かおるさんを思い出すことも多くなっていたんだけど
残念なことに、2年前にお亡くなりになったんですね。
世界中がコロナで旅が出来なくなったことを知らず、
なくなっているのだな...
と言うか、それはそれでらしいじゃないか!と思うほど。
そんな長い前置きはさておき(笑)
たまたま見つけた
兼高かおるさんの「わたくしが旅から学んだこと」
タイトルの「わたくし」が品の良さを感じさせます。
内容としては
「兼高かおる世界の旅」を通じて学んだことや
女性の社会進出がままならない時代にもかかわらず
のびやかに柔軟に世界中を旅して
実績を作ってこられてきた話があったり
今の日本や、若い人への助言があったり
自分がやり残してきた反省があったり…
いいとか悪いとかレベルではなく
憧れの人の本なので、どこを読んでも感動でした。
そして、そんな私以上に
兼高かおるさんに憧れていた
漫画家のヤマザキマリさんが
巻末に解説を書かれているのですが
「そうそう!」「それそれ!!」と
すべて書いてくれています。
さすが漫画家、言語化が素晴らしいとしか言いようがないです。
この本は、おすすめ度とかないです。
兼高かおるさんに憧れている人だけが
読めばいいんじゃないかな…とすら思います。
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