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大奥での将軍の不思議な生活

江戸城の《大奥》を題材にした映画やテレビドラマなど創作物は、これまでに数多く世に出ていますよね🎥📺

大奥という閉ざされた世界を舞台に、そこで生活する女性たちの華やかな暮らしぶりと複雑な人間関係、権力争いなどを描いてきました。そのため、「絢爛豪華な女性たちの華やかな表とドロドロした裏の顔」というイメージは、多くの作品で共通して見られるテーマですね😖

前置きはこのくらいにして、今回の記事では、それらの映像作品や書籍から『将軍と大奥の日常』について、個人的に興味深かったことをまとめてみました🤭

ではでは🤲




其ノ壱  | 1000人を超えることもあった女性たち

 大奥とは 、徳川将軍1人のためにつくられたハーレムである 。 常駐する女は常時 600人は下らなかったといわれ 、 多いときは1000人を超えた......😱💦

将軍は 、欲すればこの女性たちをいつでも自由にできた 。まことに夢のよう話であるが 、その存在目的が将軍の血統を絶やさないことにあったのだから 、 当然といえば当然だろう 🥺

ところで大奥の女性は 、 御目見(おめみえ-将軍に目どおりできる)以上と以下に分かれ 、役職は御台所 (みだいどころ -つまり将軍の正室 ) 付と将軍付の半々に分かれていた 。 大奥の最高権力者は御台所で 、将軍が大奥に干渉することは原則としてなかった 。

また、大奥にも300名近い男性が出仕していたが、 玄関を入ってすぐ北側の座敷に全員が詰めており 、それ以上先へ入ることは許されなかった 。許された男はただ 1人 、《将軍》のみだった 。 


では 、隠された将軍の夜の生活をのぞいてみよう 。🙈💞

 
将軍が大奥へ来たからとはいえ 、御台所(正室)と寝床をともにするとは限らない 。 

とくに御台所は30歳近くになると同衾(どうきん -ひとつの夜具で男女が一緒に寝ること)をこばむ決まりになっていたから 、 伽(とぎ)の相手が御台所でないほうが多かったといわれる 。 

「あの女の名は何と申すのか ?」 将軍は今夜伽(とぎ) をさせたい女性の名を御年寄 (おとしより -大奥の取締役)に尋ねるだけで 、今宵その女性が寝室にやって来たのだ 🤭

もちろん 、いつも将軍が女性の名前を口にするわけではない 。 何も言わない場合もある 。 そんな時は 、将軍の態度や言葉使い 、 あるいは健康状態を観察して御年寄が当日のお相手を選ぶのである 🧐


名探偵級の観察力と洞察力がものを言うのか…🤔


そんなこんなで選ばれた女性は身体を清めたあと 、白無垢に着替え 、御小座敷 ( 将軍の寝室 ) へと向かう 。 途中 、長い廊下をわたるが 、左右には女官たちの小部屋がずらりと並ぶ 。 そこを 、お相手の女性は羨望と嫉妬の眼差しを浴びながら 、 意気揚々と通過してゆくのである ……



其ノ弐  | 横に別の女性を従えて励んだ夜 

寝室に入る前 、いったん控えの間でお相手の女は裸にされる 。 凶器や密書を持っていないかを検査するためだ 。 そして無事パスとなると 、はじめて御小座敷入りになる 。

午後10時 、 いよいよ将軍様のお出ましである 。 寝具の中央に将軍が横たわると 、その右に今夜のお相手の女性が添う 。ところが左側には 、これとは別の若い女が少し離れて床につく 。 将軍が2人を相手にするわけではない 。

この女性は御添寝(おそいね)役といって 、お相手の女性の監視役である 👀✨。 さすがに将軍に対して背を向けているのだが 、 一晩中寝ないで睦言(むつごと)や性行為に耳をそばだて一言一句もらさず暗記し 、翌朝御年寄(おとしより)へ詳細に情事を報告するのだ 。 なんともばかげた仕事である🤣

そもそもこんな役職ができたのは 、5 代将軍 綱吉(つなよし)の側近 ・柳沢 吉保 ( やなぎさわ よしやす) の息のかかった側室が、寝屋で将軍 綱吉に吉保の加増をねだり 、 100万石のお墨付きを得たことに端を発しているとされる 。 つまり閨房(けいぼう -夫婦の寝室のこと)政治を回避する目的で置かれたわけだ 。 

今では想像もできない話だが 、当時の将軍にとっては当たり前のことで 、 御添寝(おそいね)役を横に平然と子づくりに励んだのだった.......🙈💞


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