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微かに流れる糸のように生きた。

水の中を流れた。

そして、炎に包まれて焼かれた。

きっと、悲しみの涙を見た。

地獄の深淵も覗いた。

しかし、頭上には常に光が差していた。

誰かの歌い声も聴こえた。

奇跡を何度も見た。

生命の誕生も見た。

果たして、私は本当に「糸」だったのか。

本当は、貴方達の涙ではなかったのか?


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