masataka

インスピレーションで書いてます。いろいろなことに興味があり、この場所で自分の世界を少しずつ表現したいと思います。ちなみにINFJです。

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インスピレーションで書いてます。いろいろなことに興味があり、この場所で自分の世界を少しずつ表現したいと思います。ちなみにINFJです。

最近の記事

微かに流れる糸のように生きた。 水の中を流れた。 そして、炎に包まれて焼かれた。 きっと、悲しみの涙を見た。 地獄の深淵も覗いた。 しかし、頭上には常に光が差していた。 誰かの歌い声も聴こえた。 奇跡を何度も見た。 生命の誕生も見た。 果たして、私は本当に「糸」だったのか。 本当は、貴方達の涙ではなかったのか?

    • 意識を感覚し、 感覚を意識する。 涙し、手に触り、温める。 流れ落ちる汗、乾く髪の毛、揺れる足。 昨日見たもの、明日見るもの。 いつかきた道、明日の運命。 温めるもの。凍らせるもの。 流れ落ちる血、母の涙。 断頭台に消えた夢。

      • 警句 22

        「死してなお生き、生きてなお死す」ー masataka

        • ある朝に目覚める二つの目 見つめるのはフクロウの眼 命の泉は爛れた私たちを静かに沈める 月光が昨日の夜にある女に話し ささやかな光の線は彼女の身体を形どった 私は重く苦しい本を捨て去り、靴を脱いだ 太陽は微笑む ミネルヴァのフクロウが私を見つめる どうやら時が来たようだ ひとつの墓を彼女は私のために掘ってくれた

          快楽

          行きがかりの道連れを 宵の奈落に連れ込むと 秋の夜風が囁いた 「もう一度、もう一度」 否定し難いあの名前 名状し難いあの快楽 「もう一度、もう一度」 何か知らない刻印を 俺はあの木に刻んでみせた

          警句 21

          「芸術はこの世界を美しく模倣する」ー masataka

          警句 20

          「怒りという弓で、許しの矢を放つ」ー masataka

          警句 19

          「あなたの絶望の背後で希望があなたを待っている」ー masataka

          車輪

          残火の苦しみ。 紡いだ記憶は忘れ果て、 残るは港、古の。 あなたは気づく。私の欠落。 触るように、祟るように。 因果の車輪、回りだす。 神は笑う、残酷に。 私は泣く、喜びに。 再会は明日。

          断片

          一瞬の擦過音の中に罪の響きが頭を過る。 祝福の泉には後悔と懺悔が漂う。 呪われたものは呪い、 祝福されたものは祝福し、 盲いたものは怒りの葡萄を食す。 これら全て一瞬にして永遠の交響楽なり。

          警句 18

          「この世界では愛だけが信じるに値する幻想である」ー masataka

          The Eternal Now and the Philosophy of Illusion

          "The Essence of Time and Existence: Everything is an Illusion" The past and the future are abstract concepts that do not exist as phenomena. The past represents events that no longer exist, while the future represents events that have not

          The Eternal Now and the Philosophy of Illusion

          警句 17

          「愛するためには憎まねばならない」ー masataka

          警句 16

          「人生というのは、精妙にして不可思議で、そしてシンプルなもの」ー masataka

          家族で夕食を食べている。 長男は相変わらず好き嫌いがない。 長女はウインナーで遊んでいる。 「こら、にんじんも食べなさい」 「きらい。なんか苦い」 そこで長男が 「じゃあ、ぼくが」 といって長女のにんじんを食べる。 「お兄ちゃん大好き」 「にんじんさんも好きになろうな」 妻が微笑んでいる。 「ねえ、ねえ。雨さんがひどいね」 と長女が言う。もしかして‥‥ 「雨さんでこのお皿、洗っていい?」 「だめ。お行儀が良くないよ」 「あなた、そういえば、食洗機

          三人の男がいる。名前はAとBとC。 Aが言う。 「ここはどこだ?」 Bが答える。 「あそこだろう」 Cも言う。 「確かに。きっとそうだ」 Aが反論する。 「そうだろうか?もっと危険な場所じゃないかな?」 BとCがそれに反論する。 「そんなことはない。もっといい場所だよ」 Aがそれにさらに反論する。 「それならば、その根拠を示してほしい」 Cが言う。 「その必要はないさ。君が知らないだけだ」 Bも言う。 「その通りだよ。疑う余地はないね」 Aが