ドキドキのクラス替え⁉︎👩🏫🧑🏫
2024/03/08
この時期になると、卒業式や、
各学年の進級に向けて大きく動き出します。
先生たちは、通知表作成や、
進級、進学に向けた書類作成などが
挙げられますが、
さらに!
来年度のクラス編成に向けても動き出します。
もちろん、定時の勤務時間内で
学級編成の話し合いが終えられるとすれば、
低学年、もしくは特別支援級のクラスだけ。
大体の学校の3年生以上の学級では、
定時を過ぎて遅くまで、
何度もクラス編成会議が行われます。
また、段階的に、「1クラス35人」
の制度を適用していく必要性もあるため、
来年度から、1クラスの人数が大きく
変動する可能性も考えられます。
現在では、1年生のみが35人以下に設定されており、
その他の学年は、40人以下の
学級編成になっています。
ただし、特別支援級の子どもは、通常学級の人数としてカウントをしないため、
逆に1クラスあたりの人数が多く、
クラス数が少ない学校もあるかと思います。
地域や、学校によって学級編成の在り方は、
大きく違いがあります!
私個人の意見としては、
全学年が35人以下になることには賛成ですが、
メリット・デメリットは
もちろん存在します。
【メリット】として考えられることは、
①三密を避けることができる
②目が行き届きやすくなる
③学力向上につながる
_________________________________________
①これから、またいつ大きな感染症の波が
来るかわかりません。
予防の観点から、教室の中に入る人数が
少なくなれば、空気の通りがよくなりますよね!
②目の行き届きやすさに関しては、
勉強、生活、いじめ予防などの観点からも
有効です。
人数が多いと質問しづらい子どもがいますし、
生活力が未発達で、支援が必要な子どもに対して
適切に対応できる。
さらに、子どもたち同士の関係なども
見えやすくなります。
③②との関連ですが、一人一人の課題に
目を向けられることで、それぞれに対して
適切な学習支援や、合理的な配慮を
施すことができるということです。
しかしながら、
【デメリット】も存在します。
①環境整備
②教材不足
③人材確保__________________________________________
①1クラスの人数が減ったことで、
クラスの数が増える予想は安易にできます。
ただし、学校の大きさや、教室の数は
そう簡単には増やせません。
最近は、校舎の増設として、
プレハブ造りの建物が多く建てられています。
教室として使えれば問題はありませんが、
やはり、夏暑く、冬寒い。
声や足音が響きやすいなどの問題点も
挙げられます。
②これも、クラスの数が増えれば増えるほど、
元々あった学年共有の教材が足りないため、
再購入をしなければいけない可能性が生じます。
例年、与えられた予算でやりくりをしている中で、
さらに教材購入にあてられる公費は
増えるのでしょうか?
③教員の確保も大きな課題です。
残業代がつかないことで有名な公立の学校。
朝6:00頃から、深夜まで、
平日は働き続ける教員がいる。
子どもがいる教員は一旦夕食前に帰って、
また、1:00頃来て、3:00過ぎまで
仕事をしていた人も知っています。
休日の部活動の手当はほぼないに等しい。
もちろん、地域によっても違うし、
学校によっても違う、ましてや、
一人一人の効率や情熱によっても
仕事量は様々です。
何でもかんでも、効率良くすればいいと
いうことを言いたいのではありませんが、
前年度から引き継げるものや、
全国統一で使える、市区町村統一で使える
フォーマットを使用できるところは
もっと使うべきだと思います。
そんな働き方に、問題山積みの教員に
どれだけの若者の志望があるのか。
教育の質を良くしようと
働きかけをすればするほど、
他の問題が出てくる。
これは他の企業においても同じことが
言えると思います。
文科省からおりてくる指示に従う必要は
あると思いますが、現状の把握と、
外部の意見を取り入れる、協力を仰ぐ必要もあるのではないかと思います。
どうか、担任の先生たちが
少しでも春休みをゆっくり過ごせますように🌸
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