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うまくいっていないのは、全体量を知らないから?

うまくいっていない学年団

職場で、
うまくいっていない学年団があります。

そこでは、
学年主任の先生は、
A先生が学年の仕事をしないと嘆いており、

A先生は、自分がやりますと言っても、
学年主任の先生は私がやるからいいと
仕事を任せてくれないと嘆いています。

お互いに、お互いがやってくれないと嘆いているのです。

私は、2人の話を聞きながら、
学年主任の先生が、
仕事の共有をしていないのが原因だ
と思い、

学年主任の先生にもそれをお伝えしました。

学年主任よりも、経験の浅いA先生は、
仕事の全貌を把握することができていません。

経験が浅いので当然です。

そのために、学年主任が
仕事の割り振りを行うのだと思っています。

うまくいっている学年では、
仕事の見える化を上手にされています。

学年の仕事として、
私は、この仕事を引き受けるよ。
だから、A先生は、この仕事を引き受けてね。

と、全体を示すだけで、不公平感は減ります。

(確かに、若手が頼りなくて、仕事を任せられない現実もあります。(笑))

全体を示すことで
ときには、
「学年主任の先生がたくさんしてくださっているので、
ここは私がやりますよ。」と声を上げてくれることもできるでしょう。

お互いのやるべきこと(仕事量)が見える化されることで、
お互いに思いやりの心を持って頑張ることができるのだと思います。

子どもも全体量を知ったほうがいい!

これは子どもたちにとってもそうです。

授業や委員会等で
活動の全体量を提示し、
誰がどの役を、分担するかを決めるのです。

そうすることで、
活動が誰かに偏ることを防ぐことができます。

もちろん、活動によって大変さのレベルは違うでしょうが、
客観的に把握することで、助け合いの姿も見られるようになるのです。

家でも同じです。

家事が溜まっていた場合、

「帰ったら、お風呂洗い、寝室の掃除、食事の用意、食器洗いをしなきゃならないんだけど、どれかできるものはない?」

と、やるべき全体量を示すことで、

「それなら、私が〇〇するよ」など、
自分から仕事を選んで取り組むようになります。

そうしなくて、
「帰ったら、お風呂掃除してね。」と押し付けてしまっては、
やらされ感だけが残ります。

全体量共有するってとても大切なのです。

最後に。


学校で言えば、学年主任。
クラスで言えば、担任。
家で言えば、親。

経験が豊富な人は、仕事を洗い出し、全体量を提示しなくてはなりません。

そうすることが、
お互いに気持ちよく過ごせる第一歩なのではないでしょうか?

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