命の時間は有限です。【「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本/小田桐あさぎ】
我が子が小さい頃、何度言ったか・・・
「ちゃんとしなさい」。
口癖になってません?
「ちゃんと」
「ちゃんとしなくちゃ」
「ちゃんとして」
「ちゃんとする」
「ちゃんとしなさい」
「ちゃんとしよう」
ちゃんちゃんちゃんちゃん、
何回も言ってると、
わけがわかんなくなってくる・・・。
私自身、子供の頃から、
比較的
「ちゃんとしよう」
としている子でした。
ちゃんとしようとしていることで得られる信頼もあったし、
ちゃんとしようとしていることで自分を律することが出来、
それがその後の成長に
繋がることもありました。
ちゃんとしていることって何だ?
そして、
「ちゃんとしていないこと」
ってどーいうことだ?
「良い」という言葉と、
「良くない」という言葉。
「良くない」って言うと、
「悪い!」と断罪するほど悪くはないけど、
ちょっとグレーゾーンのニュアンス。
誰と比べるでもなく、
「良くない」=「誰にとっても良くない」
みたいな平等感ってないですか?
「ちゃんとしてない」って言われるより
他者の反応を気にするような、
そんな変なニュアンスがあんまりないというか…。
でも、「ちゃんとしてない」っていう言葉になると、
途端に
「人に迷惑かけちゃうダメ人間」
みたいなニュアンスに感じません?
人としてどうなの?
って白い目で見られるような・・・。
「わかる〜〜〜〜〜!!!」
・・・と共感してくれたあなたは、
おそらく、
「ちゃんとしなきゃ」
の呪いにかかっているのかも・・・。
ちゃんとすることの呪い
そう、私自身がながいこと
「ちゃんとしなければならない」
ことの呪いにかかっていたから。
ちゃんとすること、って、
一見、きちんとしていていいイメージだけど、
「ちゃんとする」
っていう言葉には、
もれなく、
「ちゃんとしないと〇〇になっちゃうよ」
みたいなネガティブな未来もセットになって
透けて見えることないですか?
「ちゃんとしないと、いい学校に入れないよ!」
「ちゃんとしないと、いい奥さんになれないよ!」
「ちゃんとしないと、〇〇って思われるよ!」
今思えば、それ、誰得?みたいなことにまで、
「一応ちゃんとしておくかな」と
保険をかけるかの如くちゃんとしておく日々・・・。
しかも、
「ちゃんとする」
って定義がとても曖昧で、
自分なりの「ちゃんとする」が
他所様の「ちゃんとしている」とは
合致していない時も多々あって・・・。
ちゃんとしていようとする女子がはまる罠
話はちょっとそれますが・・・。
私の手帳講座に来てくれる女子も、
私のボディワークのレッスンに来てくれる女子も、
「ちゃんとしなきゃ」女子が
すごーーーーーーく多いんですよ
ちゃんとした彼女たちの姿勢には、ある共通点があります。
それが、
ほぼもれなく「前のめり女子」。
一見、姿勢は悪くないんです。
明らかにだるそう〜〜〜〜な、
猫背〜〜〜〜〜〜な、
感じ悪〜〜〜〜〜い人は、
皆無!!
でも、
「ちゃんとしないと」ちゃんは、
前のめり。
前のめりの姿勢ってね、
無意識だけど、
本人にとってはちょっとツライ姿勢です。
重心が安定しないから疲れやすく、
また偏ったパーツに負荷がかかりやすい・・・。
ボディラインにもその苦労の特徴は出ていて、
・下っ腹が出ている
・前ももが張っている
・お尻が垂れている(扁平ヒップ)
な方が多いです。
誰かのために「ちゃんとする」はぐらつきやすい
他人の価値観を慮って、
「ちゃんとしよう」
とする人は、
結局、自分本来のエネルギーを消耗しちゃうんですよね。
「ああ思われてないかな」
「余計なお世話だったかな」
「気を悪くしてないかな」
何も言われていないのに、相手の心を読むのはエスパーだけでよし!
命の時間は、有限です。
首筋をスッと伸ばして。
自分を大切にすることだけは「ちゃんとしよう」。
サポートしていただけたら、美味しいコーヒーを飲ませていただきます。#珈琲はガソリン