私、誰の人生もうらやましくないわ
コピーライター・児島令子さんによる初の作品集。
私はコピーライターではないんだけど、
日々いろんなコピーを見ていて、それでもこの本には大きな発見があった。
共感とか、インパクトとか、馴染むとか尖るとか、
そういうことよりももっと重要なことって、
フォントと文字のバランスじゃないかな。
「文字表現」の枠を拡張するデザイナー・佐々木俊さんにより
グラフィカルに彩られているのも大きいかもしれないけど。
見た目の印象と楽しさもあり、
読みものとしても成立するぎりぎりの文字数と、
目に飛び込んでくる、ひらがな・カタカナ・漢字のバランス。
コピーの考え方、広告の考え方、代理店とのあれこれが
書かれたコラム部分も、とても身近に感じられて面白かった。
テクニック本じゃないからこそ、感じることで得るものがあって、
コピー、広告に関わる人にはとてもおすすめです。
いいなと思ったら応援しよう!
喜びます、ありがとうございます。