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忘れられない上司の格言

あなたは忘れられない上司の格言、
お持ちでしょうか?
今回は若かりし大学生の僕に刺さった
上司の一言を紹介してみようと思う。

前提として大学生って尖っている。
何を隠そう、当時の僕もかなり尖っていた。
大人の言うことなんて基本聞かない、
そんな気持ちで日々を過ごしていた記憶がある。

今回紹介するMy Bossは
僕の大学時代のバイト先の社長である。
ちゃらんぽらんな生活をしながらも
なんだかんだでバイトへは休まず行き、
いつの間にか新人教育を任されるような地位に
就いてしまうことになっていた。
分かりやすく言うとバイトリーダーだ。
今思えばポンコツな一学生に
マネジメントなるものを大きな裁量権の中で
経験させて貰えたこと自体が
有難いお話だったことに気づいたのは最近だ。

マネジメント経験など1ミリもない僕は
大きな壁にぶち当たっていた。

幸いなことに、僕は自身の稼ぎよりも
新人として入ってきた子たちが
できないことができるようになっていくことに
幸福を感じる性分だった。
僕は時に厳しく、時に優しく、
当時15名前後いたスタッフの教育に励んだ。
一生懸命頑張ってくれる子もいれば、
サボりまくるような子もいたし、
辞めていく子も少なからずいた。
どれだけ必死に教えても
楽しそうにバイトに来る子とそうでない子の差は
誰の目から見ても明らかだった。

そんなある日、社長と2人で
ご飯に行く機会が偶然あった。
その車内にて、その格言を聞かされた。

『Give & Takeってお前知ってるだろ?
あれな、損得勘定のない友達同士では
1Giveに対して1Takeあるけどな、
仕事っていう点では1Takeあったら良い方。
期待すんな。
あるか分からない、なんならそもそも存在しない
1Takeの為に、俺たちはGiveし続けるんだよ。』


今でもその言葉は僕の心に残っている。

この時の1Giveを僕はまだ返せていない。
多分あの人は言ったことすら忘れてる。

そんな人。

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