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【社員紹介】「介護は俳優になったつもりで楽しくやる」/高齢者住宅「はっぴーらいふ新大阪」東藤施設長

こんにちは。ライフケアの広報Tです。
ライフケアは大阪を中心に、有料老人ホーム「はっぴーらいふ」シリーズを27施設運営しております。今回はそのなかから3人の施設長にいろんなお話をお聞きしました。

第3弾「はっぴーらいふ新大阪」の東藤施設長です。
はきはき(ちゃきちゃき)していて、とっても笑顔の明るい施設長。新大阪の自慢の壁画アートとともにお届けします。

7月の壁画「七夕」/食堂入ったところからは死角になるんですが、大作が生み出されています。

入社の理由「スリッパがボロボロだったから、なんか笑えるなって。かちっとしすぎていなくて、人が親切で温かい」


──東藤施設長は去年の4月に施設長候補として入社されていますが、どういう経緯で入社されたんですか?

とにかく人と雰囲気が良かったのが決め手ですね。

紹介会社経由で2社受けていました。面接が当時のIブロック長(退職)と前田部長(現在、常務)で、丁寧で親切な雰囲気でした。サ責(当時)のIさんが施設の中を案内してくれましたが、面白い雰囲気でした。とにかく人の雰囲気がよかったんです。もう一社受けていて、そこは超高級施設で会議室が大理石、面接も取締役が出てくるようなかちっとしたところでした。なんとなく自分のスタイルに合っているのがライフケアの方かなって思いました。

怒らないでくださいね。こんなこと言っていいんかな。施設で面接のとき、スリッパがボロボロだったんです。人はいいのに、完璧すぎないところが、ちょっとかわいいなって思いました。(注:いまはちゃんとしたスリッパです)

入居者様の作。ロマンチック!

──そもそも介護の業界に入られたきっかけは?

いろんな仕事を経験してきました。コールセンターや保険の外交員、服の販売、飲食も。ハローワークの人にいまはもう介護しか仕事ないよって言われました。たしかに周りを見れば介護施設ばっかり建っているし、資格も無料でとれたので、それがきっかけです。他の介護会社で住宅型有料老人ホームやグループホームを経験し、それからライフケアに来ました。

「介護は俳優だと思ってやれば楽しい」

「認知症の方に『いやや!』って入浴拒否されたら、心では正直むかつくけど、顔ではにこにことしながら、頭ではどうやったら入ってくれるかな?と考えながら声かけすると楽しいんです

──いろんな仕事を経験されてきての介護職、どう思われました?

自分は嗅覚が鋭い方なんで、介護なんて絶対無理!と思ってましたが、意外と気にならなかったです。

やる前は不安もあるけど、自分の性格的に「考えるよりまず行動」なので、できた!と思ったらすっごい達成感がありますね。
飲食業のときも、女子だとお皿3つしか持てないところ、工夫して4つ持ってみたり。なんかそういう小さいけど、やってみて、出来た!っていうことが自分のなかで楽しんでいるところがあります。

介護の仕事は女優だなって思いました。
入居者さんから「風呂なんか入りたないわ!!」ときっつい言葉を言われることもあります。正直腹立ちます。でも絶対顔には出しませんよ(笑)
「私は女優だから」と思ってにこにこするんです。それで「どうやったらこの人お風呂入ってくれるかなー?」と考えながら、声かけする

どうやったらこのミッションをクリアできるかを考えながらやると面白いしんどいことでも遊びも取り入れると、楽しさも増すし、出来たときは達成感がありますよね。

エレベータ前の紫陽花と七夕笹飾り。笹は本物です。

「人間関係、全員と仲良くなるのは無理。でも、合わない相手でも、自分からやさしい声をかけてたら一歩前進する」

「仲良くしよう、と考えることはいいですが、どこかで自分は自分、他人は他人と線引きした方がいいのかなって」

──たしかに新大阪のスタッフはニコニコしてますよね。あと、壁画アートもすごかったです。

壁画アートもそうですし、スタッフには割と自由にやってもらっています。私が自由人だからでしょうか(笑)

いろんな職場を経験しましたが、辞める理由はほぼほぼ人間関係ですよね。
人間関係が悪くなるのは、完璧主義であることも原因だと思っています。
私が適当人間だからでしょうか。

仲良くしよう、と考えることはいいですが、どこかで自分は自分、他人は他人と線引きした方がいいのかなって。合わない人と仕事しないといけないときは、壁だと思ったらいい。とにかく、必要以上に頑張りすぎなくていい。
全員が全員と仲良くしろ、っていうのは無理だから、めっちゃ嫌い!っていう相手にもあえてやさしい言葉をかけていたら、一歩前進することに気づいてほしいなって思います。

健康に過ごせますように。足が良くなりますように。いろんな願い事が掲げられています。

(ここで突然ですが、文面にすると伝わらないのですが、ちょっとここでは載せられない話を二人して笑いながらインタビューしています)
──施設長、このままでは笑い話でインタビューが終わってしまいます。なんかいい話ないんですか?

まあ1日1回はみんなで笑ってますけど、いい話もいっぱいありますよ。人間関係は入居者さんとスタッフの間にもあるでしょう?前の施設でスタッフと合わなかった方が新大阪に入居されました。入居時は向精神薬でぐったりされていましたが、いまでは穏やかになられました。

医療としっかり連携することで、入居者さんもスタッフも楽になれる

誰だって楽しい職場がいいし、暴力や暴言する人は怖い。入居者さんの体調が悪くなったらすぐに医療にも見てもらって、みんなが無駄にしんどいことを減らしたら楽になる。

──何があったんですか?

施設では月2回に訪問診療が来てくれるんですが、そこの先生が体調をみながらお薬の微妙な調整をしてくれるんです。眠剤や漢方など、それこそいろいろ細かく。他にも認知症で消火栓を触ったりする方とかもいましたが、3、4人はかなり落ち着かれました。

介護は人間対人間なので、暴力されたら怖いですし、スタッフもそんな方への介助に行きたくない。
だからちゃんと医療と連携して、入居者さんが体調悪くなられたらすぐに対応して、変にやらないといけないことを減らして、楽しい方に向かわせていくと、施設の雰囲気が楽しくなります。誰だって楽しい職場の方がいいですよね!

──新大阪を一文字で表すと「楽」ですね!東藤施設長、ありがとうございました。

玄関入ってすぐの大作。折り紙も張り出しもすべて入居者さまの作。

(編集後記)
はっぴーらいふ施設長3人インタビューシリーズでした。

はっぴーらいふにお住まいの入居者さま、を支える介護職たち、を支える施設長たちの人となりや考えなどを等身大でお伝えしたつもりですが、いかがでしたでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

いまならピンクのクマさんが迎えてくれます。

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表玄関、バラもきれいに咲いています。

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