【イベントレポート】女性アスリート×SDGs×フェムテック ~自分らしい生き方とは~
女性活躍イベント開催
2023年1月18日
「女性アスリート×SDGs×フェムテック ~自分らしい生き方とは~」をテーマに、上野眞奈美さんをゲストにお迎えしにお話会を開催しました。上野さんのこれまでの人生と、SDGsの観点から上野さんが考えていることをお聞きし、みんなで話し合いました。
お話会内容
自分自身を振り返って
アスリートとSDGs
自分らしく生きるには
自分自身を振り返って
上野選手は小学生時代からタレント活動を志し、アクションを通じて他者に影響を与えたいという思いを抱きました。さらにアウトドア愛から始まるスキーの世界への進出、アスリートとしての成長と引退の決断、そして再び世界舞台への挑戦は彼女の強い意志を反映しています。引退後は地元への移住とアウトドアスポーツ企業の起業を果たしました。
しかし、新種目の採用による引退撤回、再び五輪に挑む姿勢は驚異的でした。
上野選手は、引退後、、一般社団法人MAN(ママアスリートネットワーク)を設立し、女性アスリートが直面する課題に目を向け、引退後のセカンドキャリア、妊娠出産子育て等のライフプランを選手のうちから考えることを促す活動をしています。
アスリートとSDGs
女性アスリートが直面する課題を、上野選手の経験とSDGsの観点から解決するためには以下の2つが重要です。
自身のキャリア・経験を閉ざさない
トップアスリートでありながら結婚・出産を経験し、その後も競技を再開した上野さんの姿勢は、キャリアの中断が終わりではなく、新たな可能性を切り開くきっかけとなることを示唆しています。
セカンドキャリアでは、特定のスポーツにとどまらず、自身の経験から得た知識を新しい分野で活かす柔軟性が重要です。
自身のキャリア・経験を活かす方法・アイディアを閉ざさない
多様な人との交流を通じ、新しいアイディアを生み出し、積極的な行動に移すことが重要です。
上野さんの幅広い活動は、自身が積極的に動き、人との交流からアイディアを引き出し、それを実践に移す姿勢に起因しています。
アスリートがキャリアの中で遭遇する課題に対して、SDGsの精神に基づき、個々の経験やキャリアが新しい価値を生むこと、自らの可能性を閉ざさず、多様なアイディアに開かれた姿勢が大切であることとお話しくださいました。
自分らしく生きるには
最後に参加者で意見を交換しました。
私たち一人ひとりがどう生きたいのか、それが思い通りにいかなかったときには、「そこからどうするか」を、「文化」「思い込み」「常識」にとらわれず「自分らしさ」を軸に自由に考える力がとても重要で、私たちの意識改革が必要だと考えさせられた機会でした。上野さん、貴重なお話をありがとうございました。
イベントの詳しい内容は暮らすroom’sプロジェクトのこちらの記事をご覧ください
暮らすroom'sとは
「自立=頼れる人を増やす事」を目指し活動している 5 団体がコンソーシアムを組み、
①暮らしを考える多様な入口(暮らす room's)
②学びの場の提供③コミュニティづくり
を運営することで、女性のライフステージに応じた支援ができ、自立し主体的に生きる女性が増える社会を構築します。
エルズグランドケアアカデミーは構成団体の1つとして活動しています。