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成長していなくても、退化していてもいい、ただ自分と向き合うための時間
使う人に合わせて、それぞれのストーリーが生まれる「LetterMe」。これから毎月1回、LetterMeユーザーさんへインタビューを行い、そこで伺ったお話を記事にしてお届けしていきます。
第9回目の今回は、LetterMe利用歴8カ月、関東在住、約30年にわたり企業人事をされており、現在は外資系企業で人事の責任者をしながら、プロボノでスタートアップの支援もされている、一藤さんにお話をお伺いしました。
自分自身の「素」で、誰に気兼ねすることもなく、自分のことを考えられる時間
LetterMeはなぜ始めましたか?
「体験してみてとても良かった」と、Facebookで投稿されているのを見て体験会に参加してみました。ちょうどその頃、転職した後のタイミングで少しモヤモヤしている時期でした。実際に体験をしてみて、その後すぐに申し込みました。
人事という仕事柄、リフレクションや振り返りみたいなことは、すごく大事なものだと認識しています。だからコーチングを普段受けたりもしますが、だんだん仕事みたいな感じになってしまって、取り組んでいるうちにやらされ感も出てくるんですよね。
それに対して、LetterMeは全くそういうものを感じなくて、自分自身の「素」で、誰に気兼ねすることもなく、自分だけのことを考えられる時間です。それがすごく心地がいいんですよね。毎回LetterMeの時間を楽しみにしている自分がいます。
手紙にはちょっとした自分の感情も書く
手紙には何を書いていますか?
出来事をできるだけ書くようにしながら、ちょっとした自分の感情も書くようにしています。
何か気持ちが変わると、変わった後はそれが普通になっているので、変わる前のことや、変わったきっかけなんかを忘れてしまったりするんですよね。でも手紙に書いてあることで、1カ月後受け取った時に、その変化に気づくことができたりします。
今の自分が思う1カ月前の自分と、実際に手紙に書いてあることは違っていることが多くて、手紙を通して自分の変化を感じたりしています。
![一藤さん画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74163048/picture_pc_89a8d01bbaf12a011994fcc64fd1b94e.jpg?width=1200)
LetterTimeのBGMに合わせて、手紙を書く
LetterMeのどんなところが気に入っていますか?
LetterTimeでかかっているBGMが、とてもお気に入りです。普段、音楽は全く生活に取り入れていなくて、これまでの人生で音楽に興味をもったこともほとんどないんですよね。
でもLetterTimeではなぜかBGMがいつも自然と耳に入ってきて、その音楽に合わせて、手紙を書き進めている自分がいます。
手紙を受け取り、振り返りをする始めのパートは少し落ち着いた音楽で、だんだん手紙を書くパートになると未来に向かってBGMも明るくなっていって、その切り替わるタイミングも毎回楽しみにしています。
LetterMeは何の目的もない
他のリフレクションツールとの違いはどんなところにありますか?
振り返りやコーチングは、成長することを目的に取り組むという感じなのに対して、LetterMeは何の目的もないんですよね。成長しなくてもいいし、退化してもいいし、ただ自分と向き合えばいい。
目的もなくただテレビを見ている時間ともまた違って、目的もなく自分と向き合うピュアな時間。
誰かから何か期待されてる訳ではないからこそ、誰かに報告しなきゃいけないとか、成長しなきゃいけないとか、そういうところから自分を切り離して過ごす、そんな特別な時間にLetterMeはなっている気がします。
LetterMeは目標をたてる場所でもない
人事の仕事をしていると、いい目標を作りましょうとか、目標は「SMART」を意識しましょうとか、色々やったりしますが、そんなことをやればやるほどつまらなくなる感覚が少しあるんですよね。
LetterMeの場合は、目標をたてる枠組みもないし、「こんなことできたらいいね」みたいな感じで、自分を応援したり励ましたりする言葉が自然と出てくるんですよね。
書いた手紙を人に見せない、という部分が、そういうモードにさせるのかもしれないですね。人に見せると思うと「いつまでに○○を達成します!」とか、ついついそういうトーンになってしまいそうです。笑
自分の「在り方」を素直に受け入れる場、Well-beingを感じる場
LetterMeはどんな存在ですか?
自分の「在り方」を素直に受け入れる場、Well-beingを感じる場、ですね。普段は、追い立てられれるように、あるいは目的や目標を掲げて、何かやらなきゃやらなきゃ、何かやり遂げようみたいに、「何かする」事が頭の中を占有しています。
でもLetterMeは、しなければいけないものでもないし、目的もありません。
ただ、封筒と便箋というモノが届いて、それに向き合いながら、「何かする」ということよりも、もう少し大きな時間軸のなかで、自分の在り方に向き合い、それを文字にする。
そういえば手紙にはよく、自分にとってのリーダーシップの在り方の変化みたいなことを書いています。あるいは、ある出会いが自分の今にどんな意味があったかを書いたりしています。
普段「何かする」ことに価値を置いてしまっている分、在り方を見つめることに意味がないと、考えがちなんだと気が付きました。だからこそ、その「在り方」に目を向ける、毎月1回の「LetterMe」の時間が、とても大切な時間になっているような気がします。
編集後記
今回のインタビューを通して、「LetterMe」には目的がない、ということに、LetterMeを運営している私たち自身も改めて気づくことができました。成長するためとか、何かを学ぶためではなく、自分自身と、ただただ向き合う、そんな時間を、「LetterMe」は届けたい。そしてその時間が、自分らしく心地よい人生を歩むために、とても大切だと感じます。
一藤さんが教えて下さった、「目的もなく、ピュアに自分と向き合う時間」という価値を、これからもシンプルにお届けしていきたいと思います。
素敵なエピソードをたくさんお話し頂き、本当にありがとうございました。引き続き楽しんでLetterMeをご利用頂ければ幸いです。感謝をこめて・・・
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