瀬戸内の恵み 殻付きカキのススメ
カキ食えば 両手合わせる 瀬戸の海
なんちゃって
12月になると、瀬戸内はカキのシーズンです。
私にとって、カキは、
地元とのつながりを感じる食材です。
市役所に就職するまでは、
カキを食べたことがありませんでした。
いや、正確に言うと食べたことはありましたが、
おいしいカキを食べたことはありませんでした。
むしろ、苦手でした。
市役所に就職し、
水揚げしたての殻付きのカキに出会い、
食べてみると、めちゃめちゃ感動!
これが本当のカキ!おいしい!
地元密着、
このコミュニティで生きていくって、
こういうおいしいものに出会えることなのかと、
なんだかしみじみしたものです。
というお話は、以前にnoteしてました。↓
カキは、殻がついたままの新鮮なものを、
ホットプレートで蒸すか、
電子レンジでチンするか、がおすすめです。
カキというのは、殻が外されたその時点で、
死んでしまうので、鮮度が落ち始めます。
味が変わり始めると、私は思っています。
ウニと似てるかも。
むきカキは、
たとえ味噌味の鍋に入れられても、
フライにされても、
茶碗蒸しにされても、
昆布で巻かれても、
どんなに味付けがされたとしても、
殻付きのカキには劣ります。
殻がついたままのカキが完璧すぎるのです。
私は、
カキの土手鍋も、カキフライも、
カキの茶碗蒸しも、カキめしも、昆布巻きも、
殻が外れてしまったようなカキは、
好きではありません。
中でも、カキフライは大の苦手。
殻付きカキには、
レモンやポン酢も必要ありません。
殻付きの重量で、
1キロから1.5キロはペロリといただけます。
近くの漁港では、
毎年、1キロ当たりの売価が決められていて、
どの水産会社へ行っても同じ価格で購入できます。
カキはカキでも
奈良では柿を食べたら、
法隆寺の鐘が鳴りますが、
冬の瀬戸内では、カキを食べたら、
アツアツもぐもぐ、滋味をかみしめながら
海の恵みに感謝して自然と両手を合わせてしまい、
頭の中では、のど自慢の鐘が鳴り響くのです。
ちょっとしたシビックプライドでもある、
殻付きカキのお話でした。