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青空ぷらす
2015年6月19日 14:00
小説は「どこでもドア」に似ている。そのドアを通れば、扉の向こうの見たこともない風景や情景、見たこともない人々の悲喜交々を読者は「物語の中」から見聞きしたり追体験できる。ただし、その「どこでもドア」には鍵が掛かっていて、同じ形の鍵を手に入れた人しか、そのどこでもドアを開くことは出来ない。1ページの1行目で手に入ることもあれば、読み終わるまで手に入らないこともある。もちろん途中で諦めることも