薔薇の牧場に舞う者は (2020/01) 新春#03 『神々は公平にして』【4】
上記写真:『神々は公平にして』部分
(2020/01/11) (02:00) @名古屋・日本
「その、①🟥🟥🟥🟥🟥🟥 ②▼▼▼▼▼▼
③🟢🟢🟢🟢🟢が、どうかしたのか?」
「いや、この話は後回しにしよう。」
「何だ?気になるな。今話せよ!」
「物事には順序というものがある。後で話す。
先ずはお前の話を聴こう。」
顎の先を上げながら、Nicholaは言った。
クソ!自分の都合ばかり言いやがって!!今に見てろよ!!!
「3人目は、『パンジャシールの獅子』と言われた男だよな?」
「そうだ。俺たちの母国の軍勢を散々悩ませてくれた張本人だ。」
「それと①②とどうつながる?」
「だから後で話す、と言ってるだろう!」
「俺のこれまでの話が、三人に関係あるとでも?」
「ある。」
「どういう具合に?」
「『頭の使い方には二種類あり』それを聞いて三人の顔が思い浮かんだんだ。マスードには直接会ったことがあるだけに尚更だ。」
フン!語るに落ちたな!!マスードに直接会った、ということは、アフガニスタンに行ったということだ。多分、スラヴ同盟軍のアフガン侵攻作戦で・・・
「それじゃあ続けるぞ。どこまで話したっけ?
そうか、『足軽』:Type(2)について、だな?
「俺は青少年期、日本にやって来て以来、常々思うことがある。」
「何だ?」
「日本の教育の有り様だ。」
「というと?」
「日本の教育制度の主旨は、
『優秀な “足軽” の大量生産』にある。
『優秀な “指導者・司令官・作戦参謀” の育成』ではなく、あくまでも
『優秀な “足軽” の育成』だ。
「これから話すことは、前所長から聞いた話だ。
「前所長の恩師は、日本の政財界を主導している各種団体の顧問をしていた。その人のお供で前所長も、そういう会合に出向くことがよくあったそうだ。
「今は昔、日本の年号がまだ《平成》であった時代に・・・
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