『酪酸菌』って知ってる?アレルギーや原因不明の体調不良にお悩みの方、試してみてもいいかもよ?
私が『強ミヤリサン』を習慣に取り入れてから、もう5年くらい経つ。
『強ミヤリサン』はミヤリサン製薬の販売する整腸剤。
酪酸菌(宮入菌)を含む、いわゆるプロバイオティクスと呼ばれるものだ。
この手の錠剤やサプリメント系で『あきらかに効果を実感』することは少ない。しかし、これは私にとって効果があった。
私のその習慣は『腸活』というゆるい印象とは異なり、本当につらい症状を食い止めるために試行錯誤した結果たどり着いた答えのひとつ。
私にとっては整腸剤以上の効果があった。
◇◇◇
『腸活』『腸内細菌叢(マイクロバイオーム)』への注目が近年高まっている。特に『酪酸菌(らくさんきん)』について評価されている記事をよく見る。
酪酸菌についてはネット上に既に多くの情報があるので、今回の私の記事では個人的な体験といくつかのリンク(酪酸菌と長寿、アレルギー、精神疾患、コロナとの関連)を軽くまとめる。
◆私と酪酸菌
私が消化器系に問題を抱えたのは15年くらい前。
海外で仕事をしているとき、高熱と下痢に見舞われたことに端を発する。
熱が39度。1日の半分以上をトイレで過ごすような状態が2日間続いた。相当良くないものを飲んだか食べたのだろう。
おそらく、慣れない異国の菌に私の体は完全に屈服したのだ。
◇◇◇
その時をキッカケにして、私の便のクオリティは『正常』→『軟便』→『下痢気味』→『あきらかにヤバイやつ』に変わっていった。7年くらいかけて。
それとともに、精神的な症状も出てきた。
いわゆる不定愁訴というのだろうか。そんな状態が続き、下痢は悪化し、検査してもハッキリした原因は判明しなかった。
◇◇◇
ある日トイレで『このままだと死ぬかもな』と実感できるほどの成果物を目にし、自分でも何かしようと思った。
それまで、医者に処方された薬を飲んで回復し、またすぐに悪化するというのを何度か繰り返していた。
医者に頼るのをやめ、試行錯誤の日々の中で酪酸菌に出会うことで私の症状は徐々に回復に向かった。
◇◇◇
試したものを覚えている限りリストアップしてみよう。
・市販の整腸剤(10種類くらい)
・ヨーグルト(5種類くらい)
・納豆
・ビール酵母(エビオス)
・食物繊維(主にキャベツ)
・藻類(スピルリナ)
・ミドリムシサプリ
これらを経て酪酸菌(ミヤリサン)にたどり着いた。
上記のすべてが効果ゼロだったとは言わないが、明らかな効果を実感できたのはミヤリサンだけだった。
今現在の私の腸はほどほどの状態をキープ出来ている。
ちょっと前はかなり健康だったのだが、不眠症の再発で悪い影響が出てしまっているようだ。
◆関連リンク
酪酸菌との関連記事をいくつかピックアップする。(すべて日本の記事です。)
興味のある方はどうぞ。
◇長寿と酪酸菌
◇大腸がん、アレルギーと酪酸菌
◇精神疾患と酪酸菌
◇コロナと酪酸菌
◆おわりに
もちろん誰でも効果が出るようなものではないだろう。
私が不調だった際、それが必要な状況だったということだ。
なので、腸内細菌叢に問題を抱えていない人は飲んだところでたいした違いは出ないだろうと思う。
しかし、上記リンクに示されるように腸内細菌叢は大きな影響を持つ。
原因不明の体調不良を抱えているなら酪酸菌は試して欲しいもののひとつだ。
なお、私はビフィズス菌やその他を試した際、特定のものを最低1ヵ月続けた。『腸内細菌叢の改善には時間がかかる』というのを様々な情報で確認していたためだ。
もしお試しするなら気長に構えていただければと思う。
ではでは。
皆さんの健康を願います。
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