Le Mogu Mogu by Euka

パリからお届け、作る&食べるくいしんぼう見聞録・食のジャーナル 𝓛𝓮 𝓜𝓸𝓰𝓾 𝓜𝓸𝓰…

Le Mogu Mogu by Euka

パリからお届け、作る&食べるくいしんぼう見聞録・食のジャーナル 𝓛𝓮 𝓜𝓸𝓰𝓾 𝓜𝓸𝓰𝓾🍴📰  動画等 👉 https://linktr.ee/lemogumogu

最近の記事

チューリップの風味を感じるコーヒーで、 花咲く春のコーヒータイムを。

こんにちは。 気づけば早くも6月ですね。 ニューヨークでは爽やかな初夏の陽気が続いており、気分的にも晴れ晴れと嬉しい今日この頃です。 先週末は「メモリアルデー」という国民の祝日で、この日を境に夏ムードが高まるのですが、思えばここ数年、ニューヨークの春は極めて刹那的で、冬が過ぎたと思えば一気に蒸し暑い夏が到来するものでした。しかし、今年のニューヨークは例年と比べ春の訪れも遅く、また雨も多かった印象です。 ゆっくりと噛み締めるように堪能した、2022年の春。 まだ肌寒かった

    • 【朗報】 ニューヨーカーのランチがタダになった日。

      こんな案内のメールが、あなたに突然届いたとします。 いやいや、そんなうまい話があるわけない。 絶対に怪しい。 と、思いませんか? まず詐欺を疑うのがまっとうな感覚の持ち主だと思います。 しかしながら驚くべきことに、そんな耳を疑うようなびっくりイベントが今週実際に起きたのです。 嘘のようで本当にあった話。 2022年5月17日、ニューヨークにて。 5月16日の月曜日、週明けの受信箱に人事からメールがありました。部署全員宛に送信され、大文字で「フリーランチ」と記され

      • 【番外編】 ピッツバーグ旅行記、 フランクロイドライトの建築巡り。

        番外編と題しまして、4月の中旬、金・土・日と三日で訪れたペンシルベニア州の旅行記です。私は食のみならず、建築やデザインにも興味があります(大学院では美術系の専攻でした)。訪れる地に名建築があれば必ず足を運びまして、今回の旅行も大きな目的はフランク・ロイド・ライトの建築を巡ることでした。 1日目: 米東海岸屈指のコーヒーを堪能する1日目はニューヨーク → 旦那の両親宅のあるワシントンD.C.近郊に向かう途中、ペンシルベニアのランカスターという街に寄って「Passenger C

        • ピッツバーグの「薬局」で、 創作ヴィーガンポーランド料理に大興奮! 食こそ最高の薬なり。 【Apteka】

          4月の中旬、ペンシルベニア州(主にピッツバーグ)に小旅行に出向きました。週末でサクッと車で巡った旅の目的の一つは、以前から気になっていたレストラン「APTEKA(アプテカ)」で食事をすることでした。 そのレストランについて知ったのは、確か去年あたりにフード関係の記事を読んでいて偶然見つけたのがきっかけです。いつかピッツバーグを訪れる機会があれば行ってみたいと思っていて今回訪問が叶いましたが、結論から言うと、またここで食事をするためにピッツバーグに足を運びたい、と思わせてくれ

        チューリップの風味を感じるコーヒーで、 花咲く春のコーヒータイムを。

          【Passenger Coffee】 ニューヨークから車を走らせること3時間! ペンシルベニアの小さな街で、 超ハイレベルなコーヒーに舌鼓。

          4月中旬の週末、ペンシルベニア州に旅行に行ってきました。 アメリカ東海岸の中でも比較的大きな面積を有するペンシルベニア州。フィラデルフィアやピッツバーグといった都市が有名ですが、意外なことに州都はハリスバーグという全く別の都市なんです。 このハリスバーグからそう遠くない場所に、アーミッシュコミュニティが健在することで知られるランカスターという町があります。今回、このランカスターに店舗を構えるカフェ「Passenger Coffee(パッセンジャーコーヒー)」に、ニューヨー

          【Passenger Coffee】 ニューヨークから車を走らせること3時間! ペンシルベニアの小さな街で、 超ハイレベルなコーヒーに舌鼓。

          【Paloma】 狙うはずばり、 素朴で美味しい創作惣菜パイ。 朝食に利用したい、 ブルックリンのカフェベーカリー。

          こんにちは。 皆さんは普段、朝食に何を召し上がりますか? 白ごはんと味噌汁、目玉焼き、セブンイレブンのおにぎりなどなど・・・ 私が日本に住んでいた頃、実家での朝食はトースト一択でした。 お節を頂く元旦や旅先での朝食を除いて毎朝、トーストした食パンとフルーツやヨーグルト、たまに目玉焼きやソーセージ、飲み物は紅茶またはコーヒーが定番の朝食でした。 ニューヨークに移り住んだ今でも、朝は変わらずトースト(主にバゲット)とフルーツが定番。たまにクロワッサン、オートミール粥、そし

          【Paloma】 狙うはずばり、 素朴で美味しい創作惣菜パイ。 朝食に利用したい、 ブルックリンのカフェベーカリー。

          滋味深い素朴な美味しさに開眼。 主菜として食べたい、 煮豆の魅力。

          こんにちは。 私ごとですが、今年の4月で旦那と連れ添ってまる7年が経ちました。 リトアニア人の旦那は出会った時から既にヴィーガンで、この7年間の共同生活は私の食生活に大きな変化をもたらし、食に対して様々な常識を問い直す良いきっかけにもなりました。 私は多少の好き嫌いはありますが、基本的にはなんでも食べる雑食で、それは今でも変わっていません。現在は食生活の9割ほどが菜食になっていますが、旦那と出会った当初はヴィーガンという言葉に対して抵抗感を感じており、この食生活に慣れるま

          滋味深い素朴な美味しさに開眼。 主菜として食べたい、 煮豆の魅力。

          【Misi】 「パスタの女王」の異名をとる女性シェフによる、 ブルックリンの人気店のパスタとは?!

          こんにちは。 ニューヨークといえばピザですが、それより私は断然パスタ派。 美味しいパスタに目がない私が、先週やっと重い腰を上げて訪れたレストランがあります。徒歩圏内にあるも関わらず、高そう・・・と思ってずっと訪問を見送っていた、なかなか予約の取れない人気レストランの名は「Misi(ミシ)」。オーナーシェフのミッシー・ロビンスさんの名(Missyから)を冠したこの店は、こちらも予約が取れない姉妹店の「Lilia(リリア)」に次いで2018年にオープンしました。 お店のスロー

          【Misi】 「パスタの女王」の異名をとる女性シェフによる、 ブルックリンの人気店のパスタとは?!

          【La Cabra】 デンマークから黒船バイキング現る。 ニューヨーク、 コーヒー戦国時代の幕開けか。

          突然ですが、ちょっと想像してみて下さい。 あなたがこんな場所に足を踏み入れることを。 コペンハーゲンのカフェの話・・・と思わせて、実はこれニューヨークの話なのです。 私は以前、ニューヨークで1番のコーヒー店「SEY」についての記事を書きました。あくまで私の勝手な主観なのであしからずご容赦頂きたいのですが、星の数ほどあるカフェがしのぎを削るこの街でも、トップクラスの豆・空間・サービスを誇るお店はごく僅かだと思っています。 2021年の10月、その土俵の上にデンマークから堂

          【La Cabra】 デンマークから黒船バイキング現る。 ニューヨーク、 コーヒー戦国時代の幕開けか。

          【Altro Paradiso】 ショッピングで疲れた体を癒す、 SOHOのシックなイタリアン。

          ニューヨークでショッピングといえば高級デパートの集まる5番街も良いけれど、お店の豊富さで考えるとSoHo(ソーホー)もとても魅力的です。ユニクロからシャネルまで、ローもハイも全て一箇所で揃ってしまうので、私は服飾品の買い物であれば断然ソーホー派でございます。 さて、どんなに楽しいショッピングでも、何軒もお店を梯子すれば疲れてお腹も空いてくるもの。ソーホーで定番の食事処といえば、どことなくフレンチが多い印象があります。有名どころでいえば、老舗ビストロの「Balthazar(バ

          【Altro Paradiso】 ショッピングで疲れた体を癒す、 SOHOのシックなイタリアン。

          ちょっとマニアックな食材が揃う、隠れた名店。 ニューヨークでお気に入りのイタリア食材店。

          ニューヨークにイタリア移民が多くやって来たのは、19世紀後半。 特にシチリア島などイタリア南部からの移民が多く、マンハッタンの「リトルイタリー」に筆頭するようなコミュニティを築いてきました。ニューヨークにおけるイタリア人移民の描写は「ゴッドファーザー」や「レオン」などの映画でもお馴染みで、彼らの存在はニューヨークの歴史を知る上では欠かせません。 私の住んでいるブルックリンのウィリアムズバーグという地域にも小規模ながらイタリア人コミュニティがあり、一部の道路標識も「Via V

          ちょっとマニアックな食材が揃う、隠れた名店。 ニューヨークでお気に入りのイタリア食材店。

          【SEY Coffee】 あなたをYESと唸らせる、ニューヨークで一番のコーヒー。

          星の数ほどあるニューヨークのコーヒーショップ。 ニューヨーク発のVariety、Oslo、Grumpy、Devociónをはじめ、ポートランドのStumptown、フィラデルフィアのLa Colombe、シカゴのIntelligentsia、京都のArabica%、デンマークのLa Cabraなど、ローカルからインターナショナルまで、多種多様な店がしのぎを削ります。 しかしながら正直に申しますと、全てのコーヒーショップが5つ星というわけではありません。こだわりのコーヒーはも

          【SEY Coffee】 あなたをYESと唸らせる、ニューヨークで一番のコーヒー。

          その危険な美味しさは、身をも滅ぼす!? スウェーデン冬の風物詩、セムラ。

          こんにちは。 ようこそおいでくださいました。 Le Monde(ル・モンド)もじりインスタ上で始めた、ニューヨークから食について発信するアカウント「Le Mogu Mogu」のユカです。インスタの小さなキャプションにこまごまと書くのが苦痛になり、それでも文章主体で発信したいと思い、ここにMogu Moguだよりを始めます。 偏食で偏屈なブルックリン在住アラサー会社員の食に関する見聞録ですが、お時間・ご関心があれば拝読いただけたら幸いです。 - 突然ですが、セムラ(Se

          その危険な美味しさは、身をも滅ぼす!? スウェーデン冬の風物詩、セムラ。