モンテーニュ、人文学とサラ・ベイクウェル
2003年10月14日、65歳の保苅瑞穂(ほかり・みずほ、1937年12月23日~2021年7月10日)著『モンテーニュ私記:よく生き、よく死ぬために』(筑摩書房、本体、2,800円)が刊行された。
2007年6月2日、43歳のデイヴィドゥ・エドゥムンズ(David Edmonds、1964年4月6日~)、45歳のナイジェル・ウォーバトゥン(Nigel Warburton、1962年3月30日~)が哲学者をインタヴューするポッドキャスト哲学番組「哲学がかみつく(Philosophy Bites)」が始まった。
2010年、ランドゥンとニュー・ヨークで、サラ・ベイクウェル(Sarah Bakewell、1963年~)によるミシェル・ドゥ・モンテーニュ(Michel de Montaigne、1533年2月28日~1592年9月13日)の伝記『どう生きるか:モンテーニュの生涯、ひとつの問いとひとつの答えへの20の試みにみる』How to Live, or A Life of Montaigne in one question and twenty attempts at an answer(Chatto & Windus, Other Press)が刊行された。
2011年3月12日、ポッドキャスト番組「哲学がかみつく(Philosophy Bites)」で、サラ・ベイクウェルがモンテーニュを語った(16分42秒)。
2012年1月12日、オクスフォードゥで、2007年6月2日に始まったポッドキャスト番組「哲学がかみつく(Philosophy Bites)」の15回分の哲学者インタヴューをまとめた、47歳のデイヴィドゥ・エドゥムンズ、49歳のナイジェル・ウォーバトゥン著『哲学がかみつく』 Philosophy Bites (Oxford University Press)が刊行された。
2012年11月22日、オクスフォードゥで、「哲学がかみつく(Philosophy Bites)」のソークラテースからジャック・デリダ(Jacques Derrida、1930年7月15日~2004年10月9日)まで27人の哲学者について現代の27人の哲学者がインタヴューに応える27回分をまとめた、48歳のデイヴィドゥ・エドゥムンズ、50歳のナイジェル・ウォーバトゥン著『哲学がかみつき返す』Philosophy Bites Back(Oxford University Press)が刊行された。
サラ・ベイクウェルがモンテーニュを語る回も収められた。
2015年9月11日、「講談社学術文庫」、77歳の保苅瑞穂著『モンテーニュ:よく生き、よく死ぬために』(講談社、本体1,360円)が刊行された。
『モンテーニュ私記:よく生き、よく死ぬために』の改題だ。
2015年10月1日、デイヴィッド・エドモンズ、ナイジェル・ウォーバートン著、菅靖彦(すが・やすひこ、1947年~)訳『哲学と対決する!』(柏書房、本体2,800円)が刊行された。
2015年12月1日、デイヴィッド・エドモンズ著、ナイジェル・ウォーバートン著、佐光紀子(1961年~)訳『哲学がかみつく』(柏書房、本体2,800円)が刊行された。
2016年3月、ランドゥン、ニュー・ヨークで、サラ・ブレイクウェル著『実存主義者のカフェにて:自由、存在、アプリコット・カクテル』At the Existentialist Cafe: Freedom, Being, and Apricot Cocktails(Chatto & Windus, Other Press)が刊行された。
2017年6月30日、79歳の保苅瑞穂著『モンテーニュの書斎:『エセー』を読む』(講談社、本体2,700円 )が刊行された。
『群像』2015年10月号~2017年3月号に連載された『モンテーニュの書斎』を改題した。
2019年7月19日、「岩波新書」、71歳の宮下志朗(1947年8月20日~)著『モンテーニュ:人生を旅するための7章』(岩波書店、本体840円)が刊行された。
2022年3月10日、「ちくま学芸文庫」、山上浩嗣(やまじょう・ひろつぐ、1966年~)著『モンテーニュ入門講義』(筑摩書房、税込み1.650円)が刊行された。
2022年6月9日、「講談社学術文庫」、大西克智(おおにし・よしとも、1970年~)著『『エセー』読解入門:モンテーニュと西洋の精神史』 (講談社、本体1,470円)が刊行された。
2023年3月、ランドゥン、ニュー・ヨークで、サラ・ブレイクウェル著『人事を尽くす:700年にわたる人文主義者の自由思想、探求、希望』Humanly Possible: Seven Hundred Years of Humanist Freethinking, Inquiry, and Hope(Chatto & Windus, Penguin)が刊行された。
'Humanly Possible', with Sarah Bakewell | The Rosalind Franklin Lecture 2023(81分09秒)
2024年3月29日、サラ・ベイクウェル著、向井和美訳『実存主義者のカフェにて:自由と存在とアプリコットカクテルを』(紀伊國屋書店、本体3,800円)が刊行された。