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2024年10月31日 息子のおさがり

冬の訪れを感じるようになったある日、Y子さんは冬用のコートをクローゼットから取り出しました。それは長男が中学生の時に着ていたものです。

長男が中学校に入学して半年が経った頃のことです。そろそろ通学用の冬のコートを購入しようという話になり、休日に二人でデパートに行きました。

売り場を見回すと、様々なタイプのコートが所狭しと並べられていました。Y子さんは長男に、「どれがいいの?欲しいものを選んで」と声をかけました。

すると、しばらく考えていた長男は、「3年間ですぐにサイズが合わなくなってしまうから、少し大きめのものを買おうかな。中学校を卒業したらお母さんにも着てほしいから一緒に選ぼうよ」と言ったのです。

息子の優しさと気遣いに胸が熱くなったY子さん。息子は一緒に選んだコートを着て通学し、卒業後は「おさがり」として譲ってくれたのでした。

今でもY子さんは、コートを羽織るたびに温かな気持ちになるといいます。時には、物に込められた思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。

今日の心がけ◆物に込められた思い出を振り返りましょう

出典:倫理研究所 職場の教養2024年10月号より引用


有料記事の中身はどんなもの?
という疑問をQ&Aでまとめました。
内容にご納得のうえで購入を検討してくださいね。


【1】 著者の個人的な感想

いや~、心も温まるいいお話でした。生地や素材なんて関係なく、体の芯から温めてくれそうなコートですよね。

そのへんで容易に手に入れられるものだったとしても、思いがこもっているだけで別物に見えるときがありますよね。これは『モノ』に限らず『コト』でも同じことが言えます。

自分の身の回りにもそんなモノやコトがたくさんあると思うので、振り返ってみると温かい気持ちになれるかもですね。

私の場合は、今年の8月に母を亡くしたので遺品整理中にたくさんの思い出をもらった気がします。へその緒が出てきたり、学生時代の成績表や生徒手帳が出てきたり…いろんなものを大切にしまっててくれたんだなって思って涙が出てきちゃいました。

生前にそんな話ができてたら良かったのですが…亡くなってからではどうにもならないので、親がご健在なら今のうちに思い出を共有しておいたほうがいいですよ。

さて朝礼では。

もうすでに衣替えをした人も多いかもですが、これからって人はお部屋の整理をしつつ、衣替えのときに思い出を振り返ってみましょう。そのときに思いついたエピソードがあればスピーチしてみましょう。


有料記事は30秒から1分で話せるスピーチ風に
原稿を書いています。


【2】 意見を述べてみよう

このお話を読んで、温かい気持ちと同時に息子さんの…

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