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正解はなく、模範解答があるばかり。人生も絵も。

学生の頃、aとかbとか選ぶのではなく、文章を書いて答える問題があった。

正解か不正解かではなく、ポイントを押さえて書かれているか、どれだけ模範解答に近いかで加点されたり減点されたりしていた。

絵も人生も、正解はなく、模範解答があるばかり。

模範解答に近づくと、だんだんさらに良い模範解答が見えてきて、結局は完璧な模範解答を餌にぐるぐると同じ場所を走ることになる…のかもしれない。人生は。

絵の模範解答はなんだろう。

神絵師と呼ばれること、絵が売れること、絵アカウントのフォロワーが多いこと、依頼がたくさんくること、イラストレーターとして生計を立てること…

などなど、取り留めもなく考えていると、初期の頃の絵が出てきた。初期といっても数週間前だが。

髪の毛を星空のように塗るのにハマっていた、あのころ

まだ絵を描き始めて1ヶ月程度だが、数週間前の絵でも、かなり下手に見える。まだクリスタのペンの種類も把握できておらず、とにかく色を塗ることに精一杯のようだ。

模範解答に近づくどころか遠ざかっている今日この頃ではあるが、過去絵を見て自分の成長に気づいたので、今日はこれでいい。

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