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【読書】恐ろしいほど高速で変化する世界に対応できるのか 『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』

自分の知らないところで圧倒的に世界が加速している。
それはもうちょっと気持ちが悪くなるくらいに。

進化するテクノロジー同士の融合(コンバージェンス)により、すごい勢いで世界が変わろうとしている。
本書の「はじめに」にあるように
「シートベルトを締めて。荒っぽいドライブになるぞ」
という言葉がぴったりの未来。

買い物、広告、エンターテイメント、教育、医療、寿命、金融や不動産、食料とありとあらゆる分野が激変していくのではないかと思わせる内容。
宇宙に関する記述は、もはやガンダムの世界…

これからは、すべてがオーダーメイドのように各個人に最適化され、以前は大口顧客しか利用することができなかった商品やサービスが個人でも簡単に受けられるようになってくるだろう。
どんどん便利になって、機械が先回りしてすべてを用意してくれる。
いよいよ「頭」も使わなくなってしまうのではないかとも思ってしまう。

もちろん、
2030年までに本書に書かれているすべてのことが実現するとは限らない。
まず、この圧倒的な変化のスピードに既存の制度や法律が対応しきれない。
ただ、すぐそこまで来ている未来を知ることは重要だ。

果たして、この変化に自分は適応できるのだろうか…
と、ちょっとした放心状態を味わえる一冊。

2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ
NewsPicksパブリッシング 




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