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幸せになる技術
幸せになる人の条件
幸せになる人の条件として、「幸福学白熱教室」におけるエリザベス・ダン博士があげたのは、次の3つです。
1.人との交わり
2.親切心
3.ここにいること
実は、宝くじが当たった人と、当たらなかった人では、当選したその瞬間は、宝くじが当たった人は、幸福度が高くなりますが、時間が経つと幸福度は同じぐらいに戻ってしまいます。
また、不慮の事故で大けがを負った人と、事故にあっていない人でも、事故にあったその瞬間は、大けがを負った人は幸福度は低くなりますが、時間が経つと、幸福度は同じくらいに戻ってしまいます。
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外的な要因で幸福になったり、不幸になったりするかもしれませんが、大切なのは、幸福度は元に戻ってしまうということです。
つまり、幸せになるには、毎日コツコツと幸福度を上げる活動が重要になります。
1.人との交わり
多くの人の幸福度を調べ、その中で上位10%の人たちからわかったことは、
「社会との結びつきが強い」
ということでした。幸せな人たちはみな、友人や家族と良好な関係を築いています。
また、友人や家族だけでなく、コーヒーショップの店員さんとの交わりでも幸福度が変わります。
例えば、次のようにコーヒーショップに入ろうとする人に依頼し実験を行いました。
①店員と話さないように注文してすぐに出る
②店員と会話して、笑顔で注文して出てくる
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結果は、②の社交的に店員を会話して、笑顔で注文したほうが、はるかに幸福度が上がっていました。
2.親切心
ボランティア活動のような、人を助けようとする行動は幸福感を得ることができます。
実験として、下記のようなことを行ったところ
① 学生たちに週に1日だけ5つ親切にする
② 学生たちに1日だけ1つ親切にする
①のほうが幸福度は増しました。つまり1日のうちで多くの親切をすることが、幸福度は上がります。
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また、親切を受けたら、人に感謝すると思いますが、感謝の日記をつけることで幸福度が上がるということがわかっています。
3.ここにいること
人は、目の前のことに没頭して集中していると幸せになれます。
例えば、ゲームに集中しているときに、掃除が始まり、掃除機の音がうるさくなった場合、不快な気持ちになると思います。
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つまり、今目の前のことに集中しているというのは幸福度が高い状態になります。また、過去のことを悔やんだり、未来のことを考えて心配したりするよりも、目の前の今のことに集中している方が幸福を感じます。
ここにいることとは、今この瞬間に集中していることです。目の前のことに集中しているほうが幸福度が高いということです。
幸せになる技術
幸せになる条件に付いて説明しました。
幸せになるための条件は、次の3つです。
1.人との交わり
2.親切心
3.ここにいること
また、幸せは、元に戻ってしまうということを認識する必要があります。
結果として、毎日、積極的に人と交わり、親切心を持ち、目の前のことに集中して生きることが幸福度が高いということです。
幸せになる技術を意識すれば、誰でも幸せになれます。幸せになる技術を学び、幸福度高く生きていきましょう!!