さんぽ・盛岡編
前回『田舎編』に続いて、今回は盛岡編をお届けする。
とはいえ、僕が盛岡にいたのは結構前のことなので、最新の情報ではないことはご容赦いただきたい。
僕の盛岡さんぽは、それなりの目的をもって始まる。
具体的に言うと「気分を入れ替えたい」という目標だ。要はただのリフレッシュだ。気分転換だ。気まぐれ(以下略)
アパートを出て、盛岡駅方面に向かう。
当時暮らしていた場所からだと、それなりの距離になる。そして、ルートが複数ある。そこはその日の気分で決まる。
駅に用事があるわけでもないので、駅まで行かずに帰ることもある。気分がすっきりした瞬間、帰宅ルートを考え出す。それが僕の盛岡さんぽだ。
途中、昼ごはんを食べたいと思う。田舎では選択肢は死んでいるが、盛岡ならば選び放題だ。
だが、僕はあえて食べない。
食べたくないわけではない。もう少し歩けば上手い店があることを知っているからだ。
ちなみに、盛岡は意外とラーメン激戦区である。少なくとも僕がいた当時は。よく行く店がたくさんあった。懐かしい。
さらに補足すると、盛岡は喫茶店文化も強い場所だ。どうして今の僕はコーヒーが飲めないのか、とても悔しい(カフェインを完全に受けつけなくなった)。
目的の店にたどり着く。そこで僕の目に飛び込んできたのは
『臨時休業』
の四文字。嗚呼、神よ!何故だ、何故なんだ!!
…などと悲しんでいるわけにもいかないので、そこいらのコンビニで買って済ます。ちなみに僕はローソン派の人。最近セブンイレブンにも浮気しているけど。
そんなこんなで昼飯を済まし、ぶらぶら歩く。
古本屋の店先を覗いたり、よくわからない店を遠巻きに見たり。真昼間からいかがわしい(以下略)
お腹に食べ物が入っていると、そこまで買い物意欲が湧かない。ただただ歩くのみ。
盛岡は自然もしっかりあるので、爽やかな散歩ができる。
今くらいの時期だと、上手くいくと川に鮭を見つけることができる。
最近はめっきり数が減ったらしい。悲しい。あれは紛れもなく盛岡名物だったのに。
そうこうしていると、晴れやかな気分になってきたので帰る。
盛岡は街に無限の魅力がある。かれこれ2時間は歩いていた。
さて
…どうやって帰るんだろう?
皆様、お分かりだろうか?
これが自由気ままに歩いた末帰り道を見失う、すなわち「迷子」の典型例である。
ちなみにこの日、朝から散歩をして、帰り着いたのは日が沈んでからである。ちょっとした旅行。靴擦れ痛し。
以上盛岡編でした。あー、盛岡街歩きしたい。
…誰かご一緒します?(勿論冗談)