エリザベス1世の時代に思いを馳せて
こんにちは!
フリーライターのユリです。
今回から新たなシリーズ!
私が今までに書いた歴史メディア(レキシル)の記事についての紹介を始めたいと思います!
第1弾は…「エリザベス1世」について。
エリザベス1世とは、
16世紀から17世紀に生きたイギリスの女王です。
彼女は「処女王」と呼ばれ、生涯にわたり独身を貫いてイギリス国家と国民のために尽くしました。
その生涯と功績について、レキシル記事にて解説していますので、ここでは、記事をより楽しく読むための簡単な補足情報を紹介していきますね♪
エリザベス1世時代のイギリスの様子
レキシル記事でも少し記載していますが、
エリザベス1世が統治していた時代は現代のイギリスと地域が少し異なります。
イギリス史に詳しい人やイギリス在住の人はご存知かと思いますが、イギリスは4つの地域が集まって成立した国家です。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド。これらの地域を併せて、1927年に「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」となりました。
あまりにも長い国名なので、現在はUK(United kingdom)と呼ぶことが多いですね。
エリザベス1世が統治していた16世紀から17世紀のイギリスではイングランド・ウェールズ・アイルランド全土を支配下に置いていました。しかし、スコットランドは王国として独立していたのです。
そのため、エリザベス1世はイングランド王国とアイルランド王国両方の女王として君臨していました。
これをふまえたうえで、記事を読むとよりエリザベス1世の外交問題が分かりやすく興味深いでしょう。
そして、エリザベス1世の死後もイギリス国家は変化していきます。
スコットランド王国と統合してグレートブリテン王国となったり、アイルランドが独立戦争を起こして北アイルランドのみがイギリス領となったり…。
地図で見ると1つの島国なのに、その中で様々な王国が存在し統合したり独立した歴史がある。それがイギリスという国です。
だからこそ、イギリス史は複雑で面白いのですよ!
エリザベス朝の文化
エリザベス1世が統治した時代は文化の黄金時代とも呼ばれており、文学・演劇・絵画など多くの素晴らしい作品が花開きました。
特に、有名なのは「ウィリアム・シェイクスピア」!
「ロミオとジュリエット」「リア王」「ハムレット」など数々の名作を生み出した劇作家です。
彼の作品が世の中に広まるようになったのもエリザベス1世の時代。ちなみに、私は「真夏の夜の夢」が大好きです♡
エリザベス朝では、ルネサンス(ギリシャやローマなど古代の古典文化を復興させようとする文化的運動)が活発でした。
イギリス・ルネサンス演劇と呼ばれるほど演劇が盛んに行われ、現在でもイギリス各地に劇場が建てられているのが見受けられますね。
上記の写真も、シェイクスピアの劇団が建てたグローブ座(Globe Theatre)という劇場です。
大学時代の恩師である教授にも、
「イギリスへ行ったら、必ず屋外でも屋内でもいいから劇を見ておいで」
と言われていました。
(時間とお金の兼ね合いもあって一度も行けていませんが…泣)
それほど素晴らしい劇場と作品の数々が生み出されたのが、エリザベス1世の時代だったのですね。
ちなみに、
上の写真のようにワンちゃんやネコちゃんが付けている「エリザベスカラー」はエリザベス1世の時代に流行った特徴的な襟元が由来です!
エリザベス1世はオシャレにも気を遣っており、
肖像画も美しいものばかりが遺されています。
それにはある秘密があるのですが…。
気になる人はレキシル記事をチェックしてみてくださいね!
エリザベス1世の時代にふれて
エリザベス1世の記事を初めて書いたのは1年近く前の話ですが、今でもワクワクしながら資料を読み文章を考えたことが思い出せます。
そして分かったことは、エリザベス1世という人はイギリスの良き女王であり、偉人であり、1人の女性であったということ。
生涯を独身で過ごすほど国家を愛してやまなかったことも事実でしょう。しかし、それと同時にそうならざる得なかったともいえます。
残酷な母の死、切ない恋、収監生活、女王即位。
1人の女性が生きるにはあまりにも波瀾万丈な日々だったといわざるを得ません。
しかし、エリザベス1世という女性は強い人でした。
女王として、国を束ねる者として、
時には強かに、時には優しく、
人生をかけてイギリスという国を支えたのです。
レキシル記事では、
そんなエリザベス1世の生涯ならび功績、性格について詳しく解説しています。
私と同じイギリス好きな人。
イギリスに興味がある人。
イギリス史をもっと知りたい人。
ぜひ、この機会にエリザベス1世の記事を読んでくださると嬉しいです!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪
ユリ