秋の古都にとりどりの石たちが集結!京都ミネラルショー内覧会レポ。
M田です。10月6日に開催された西日本最大級のミネラルショー「石ふしぎ大発見展」内覧会のレポをお届けします!
今回は、担当メンバーとM田含む4名が内覧会に参加。目的は、当社事業のひとつ「パスクル」の拡大に向けた市場調査です。
ところで「ミネラルショー」って…何?
簡単にいうと、鉱物や天然石はじめ、ジュエリーやアクセサリー、隕石(!)などを扱う個人や団体が展示・即売を行うイベントのこと。
小売価格よりお得に買えたり、希少な鉱物に出会えることもあり、鉱物マニアやジュエリー好きさんに人気です。
当日、さわやかな秋晴れ。
当社最寄りのJR堅田駅から会場最寄りの地下鉄東山駅までは約40分。
きもちのよいお天気のもと、東山駅から徒歩で会場のある岡崎エリアに向かいます。
受付開始時刻の11:30より少し早めの11:00に「京都勧業館 みやこめっせ」に到着しました。
光源氏と紫の上をモデルにした「源氏物語石像」。2008年の「源氏物語千年紀」の際、京都府石材業協同組合から寄贈されたものだそうです。
そういえば、来年2024年のNHK大河ドラマは、源氏物語の作者・紫式部が主人公の「光る君へ」。
当社所在の滋賀県大津市も、紫式部ゆかりの石山寺はじめ比叡山延暦寺や日吉大社など「聖地」がたくさん!機会あればぜひお越しください。
ちょ…猫ちゃんが招いてるやん!
会場に入ってすぐ、吊り下げ案内の招き猫ペアに心奪われ地下に直行しそうになりましたが、今日は石ですよ石!
今回の展示は1F、B1Fのツーフロアを使用。
受付でパスをもらい、まずはパスクル仕入れ担当で石に詳しく内覧会経験者でもあるT口さんについて行くことに。
目的のお店に着き、さっそく商品を見せてもらうT口さん。
作る側も職人なら、選ぶ側の審美眼も職人の域。色の入り方や濃さ、形や研磨具合の個体差をじっくり吟味するT口さん、ふだんと目つきが違う!
いざ、会場探索へ。
堀野、伊藤の両課長も、魅力的なお店を探るべく活動開始です!
商品をいかに見やすく、美しく展示するかもカギ。
どのブースもスポット照明を多用しており、とにかく明るい!
種類の違う鉱物が混在しているものや形が珍妙なもの。
地球の奥深く、気の遠くなるような年月とさまざまな条件のもと、こんなに魅力あふれる石が生まれるなんて本当に不思議です。
「石のふしぎさを発見する…まさにその通りやわ…」
ネーミングすばらしい!
M田「手が届かないお値段ですが…(汗)記憶に留めておきます!」
オーナー「そう、それ!忘れられずお金溜めて数年後に買いに来たお客さんもいたよ。縁があるってのはそういうことだよね。」
ただ、「たいてい5年以内には売れる」また「鉱物の価格は上がり続けている」そうなので、ビビッときたら思い切ってみてもいいかも?!
さぁ!どんどん見て回りましょう!
学者風オジサマ諸氏の、当社開発課で飛び交うIT用語に勝るとも劣らない難解な文言飛び交う会話に聞き入りつつ石を眺めていると――。
日本産新鉱物?!
M田「動植物みたいに鉱物にも新種が?」
オジサマ「そう。いまB1Fにたくさん展示されてるよ?」
残念ながら撮影禁止のため画像をお届けできませんが、B1F会場の一角に「日本で発見された新鉱物 I」という特別展示区画があり、今年1月国際鉱物学連合に日本産新鉱物として承認され注目の「北海道石」はじめ、たくさんの新鉱物たちが詳細な解説パネルと共に並んでいました。
そうそう!「滋賀石(Shigaite)」という鉱物もあるんですよ!
今では複数ある県名のついた鉱物、その先例となったのは滋賀石です。
(最初に透明な黄色い六角板状結晶の画像を見た時「レモンキャンディみたい…美味しそう…」と思ったことは秘密☆)
内覧終了!帰社。
その後も、隕石販売のお兄さんに宇宙のパワーについて興味深い体験談をうかがったり、なぜか石ではなく油絵を購入しちゃいそうになったり…。
はたまた、百貨店にも卸しているハイクオリティなルースを破格で販売するオーナーのお話を聞いたりしてるうちにあっという間に時間がすぎ、気づけば既に午後5時過ぎ。
皆と合流し感想を話しながら帰社の途につきました。
ふだんデスクワークが主な当社メンバー。一日歩きっぱなしでちょっとお疲れモードでしたが…。
T口さん「ひとまず目的は果たせました!」
おぉ…よかった!!
取材を終えて。
T口さんはじめ仲間の仕事に対する姿勢や思いを知れたこと、また高価な宝飾品から希少な天然石、趣味で採取された鉱物や化石などの物、それに関わる人、さらに未知の情報に直接触れられたことが今回の最大の収穫です。
オーナーさんの言葉の端々に展示物への深い愛情を感じるお店は、並ぶ石たちにも個性と存在感があり特に魅力的に感じました。
ある店主さんの「絶対に手放したくないものは家にある。販売物も本当は手放したくないくらい愛着がある。」という言葉が印象深かったです。
「そんなお店にこそ、ぜひパスクルに出店してほしい!」
「物だけでなく、人の想いを付加価値として広く紹介したい!」
近い将来実現できるよう、M田も助力していきたく思いました。
追記:後日談
堀野課長がアツい視線を送っていた、虹色が美しいアンモライトの専門店「アンモライトミュージアム」さん。熱意が実り、今ではパスクルのブランドとして出店してくださっています。
「もっと多くの人にこの石の魅力を伝えたい!」「販路を広げたいけれど、ネットショップは難しそう…」というお店のオーナー様には、パスクルがお力添えできるかもしれません。ご連絡、お待ちしております!
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