2020年に読んだ本 - 4~6月編 -
4月
・シナリオ構造論
・ペーパレス時代の紙の価値を知る
・司法通訳人という仕事
・不完全な現実
・岡潔集1
・ユリイカ2020年2月号「書体の世界」
・夜よりも大きい
・クリーンミート
・詩という仕事について
・ユニコード戦記
・恐怖の表象
・コンビニチェーン進化史
・悪趣味の復権のために
月間 計 13冊
雑感:
図書館で本を選ぶときは適当に気になった本を適当に手に取って適当に借りるという適当な本選びなのに、こうやって後から振り返ってみるとそれなりにジャンルにつながりがある。この時期は文字とか言葉に興味が強かったっぽい。あとは、クリーンミートを読んでからちょっとだけ合成肉に興味を持つようになって、スーパーでソイミートを買ってみたりした。美味しくはなかった。
読書メモより(シナリオ構造論):
世界初のPOV(一人称視点)映画は『湖中の女』である。
"映画が成功するには、40%はシナリオ作家、35%は俳優、25%は皆々⇒つまり、だれも過半数を超えない" by シャルル・スパーク(フランスのシナリオ作家)
5月
・ハチはなぜ大量死したか
・地方活性マーケティング
・人はこうして食べるを学ぶ
・こころをよむ 歓待する文学
・編集手帳の文章術
・にぎやかな湾に背負われた船
・メキシコDF
・反脆弱性[上]
・言葉の羅針盤
月間 計 9冊
雑感:
ゴールデンウィークで、さらにステイホームで、時間は十二分にあったはずなのに意外と読んでない。『こころをよむ 歓待する文学(小野正嗣著)』を読んだことがきっかけで、この後、多和田葉子の著作を読むようになった。上の写真は『編集手帳の文章術』で、長嶋茂雄氏の言葉。
読書メモより(ハチはなぜ大量死したか):
"虫が寄ってきた花の花粉は虫の好みなので、それが受粉すれば、より虫好みの花へと進化していけるエレガントなシステム"
6月
・ほどよい量を作る
・日本文学全集 08
・マイケルK
・数学から作るジェネラティブアート
・御命授天纏佐左目谷行
・地球にちりばめられて
・装丁道場
・ホサナ
・現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。
・物語の組み立て方入門
・野生めぐり
・街路樹が都市を作る
月間 計 12冊
雑感:
『地球にちりばめられて』は久しぶりに衝撃を受けた小説。言葉を扱って、こんないろんな挑戦ができるのかと驚いた。『ホサナ』は図書館の期限が来て最後まで読み切れなかった。『街路樹が都市をつくる』は東京オリンピック2020に合わせて、マラソンコースを辿りながら、東京の街路樹を紹介していくという本なのだが、東京オリンピックは来年に延期され、マラソンコースは札幌に変更されてしまったという、あまりにも悲しい不遇の一冊。
読書メモより(現地嫌いなフィールド言語学者かく語りき。):
ロシア語のCCCPの読み方は、エスエスエスエル。
レトロニム(retronym)⇒ 固定電話、レッサーパンダ、貼れないカイロなど、後から進化した(あるいは別の特徴を持った)何かが出てきて、元の名前が変化すること(その変化した名前)。