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条文サーフィン~行政手続法の波を乗りこなせ!!~<第48回・最終回>「第四十六条(地方公共団体の措置)」
読み易さは正義!!
「読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
「条文サーフィン」。
「条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。
条文サーフィン
【行政手続法】編の
はじまり、はじまり。
さて最終回は、行政手続法の本則最後の「第四十六条(地方公共団体の措置)」です。
【行政手続法】 >「第七章 補則」(第四十六条)より。
では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「波」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めましょう!!
〇行政手続法(平成五年法律第八十八号)
(地方公共団体の措置)
第四十六条 地方公共団体は、第三条第三項において第二章から前章までの規定を適用しないこととされた処分、行政指導及び届出並びに命令等を定める行為に関する手続について、この法律の規定の趣旨にのっとり、行政運営における公正の確保と透明性の向上を図るため必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
(地方公共団体の措置)
第四十六条
地方公共団体は、
↓
第三条第三項において
↓
第二章から前章までの規定を適用しないこととされた
↓
処分、行政指導及び届出
↓
並びに
↓
命令等を定める行為に関する手続について、
↓
この法律の規定の趣旨にのっとり、
↓
行政運営における公正の確保と透明性の向上を図るため
↓
必要な措置を講ずるよう
↓
努めなければならない。
※<参 照>
・「第三条第三項」=「第一項各号及び前項各号に掲げるもののほか、地方公共団体の機関がする処分(その根拠となる規定が条例又は規則に置かれているものに限る。)及び行政指導、地方公共団体の機関に対する届出(前条第七号の通知の根拠となる規定が条例又は規則に置かれているものに限る。)並びに地方公共団体の機関が命令等を定める行為については、次章から第六章までの規定は、適用しない」(第三条第三項)。第三条(適用除外)。
・「第二章から前章まで」=「第二章 申請に対する処分」~「第六章 意見公募手続等」。
(※行政手続法=令和6年9月26日現在・施行)
以上が、行政手続法の「第四十六条(地方公共団体の措置)」です。
ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。
ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が”宝物”になります。
イチから条文を読まないから、
速く読めて理解できる。
それが「条文サーフィン」。
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"条文を読むコツ"が自然と身につく、
紙の六法で読む前に
”読む六法(学習六法)”をどうぞ。
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※「マガジン一覧」≒「過去記事の集大成」≒「サイトマップ」となっています。(^^)/
☆「条文サーフィン【〇〇法】条文見出し一覧」の森へようこそ(↓)。
「法令の目次」と「条文見出し」を読む。
これは鉄道の「時刻表」を読むような愉しさだ。
<こっそり☆おまけの穴埋め問題>
[行政手続法]
〔問 題〕次の条文中の( )内に入る語句はそれぞれ何か。
(地方公共団体の措置)
第四十六条 地方公共団体は、第三条第三項において第二章から前章までの規定を適用しないこととされた処分、行政指導及び届出並びに命令等を定める行為に関する手続について、この法律の規定の趣旨にのっとり、行政運営における( )の確保と( )の向上を図るため必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
〔解 答〕
↓
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↓
↓
↓
↓
↓
( 公正 )、( 透明性 )でした。
(地方公共団体の措置)
第四十六条 地方公共団体は、第三条第三項において第二章から前章までの規定を適用しないこととされた処分、行政指導及び届出並びに命令等を定める行為に関する手続について、この法律の規定の趣旨にのっとり、行政運営における( 公正 )の確保と( 透明性 )の向上を図るため必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
今週の水曜からは、また新たな連載(ヒントは「〇〇法」編)を始める予定です。よろしければまたご愛読ください。ではまた。(^^)/
一期一会(いちごいちえ)。