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条文サーフィン~行政手続法の波を乗りこなせ!!~<第46回>「第四十四条(準用)」
読み易さは正義!!
「読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
「条文サーフィン」。
「条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。
条文サーフィン
【行政手続法】編の
はじまり、はじまり。
さて今回は、行政手続法の「第四十四条(準用)」です。
【行政手続法】 >「第六章 意見公募手続等」(第三十八条―第四十五条)より。
では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「波」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めましょう!!
〇行政手続法(平成五年法律第八十八号)
(準用)
第四十四条 第四十二条の規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が自ら意見公募手続を実施しないで命令等を定める場合について、前条第一項から第三項までの規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が自ら意見公募手続を実施しないで命令等を定めた場合について、前条第四項の規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が自ら意見公募手続を実施しないで命令等を定めないこととした場合について準用する。この場合において、第四十二条中「当該命令等制定機関」とあるのは「委員会等」と、前条第一項第二号中「命令等の案の公示の日」とあるのは「委員会等が命令等の案について公示に準じた手続を実施した日」と、同項第四号中「意見公募手続を実施した」とあるのは「委員会等が意見公募手続に準じた手続を実施した」と読み替えるものとする。
(準用)
第四十四条
第四十二条の規定は
↓
第四十条第二項に該当することにより
↓
命令等制定機関が
↓
自ら意見公募手続を実施しないで
↓
命令等を定める場合について、
↓
前条第一項から第三項までの規定は
↓
第四十条第二項に該当することにより
↓
命令等制定機関が
↓
自ら意見公募手続を実施しないで
↓
命令等を定めた場合について、
↓
前条第四項の規定は
↓
第四十条第二項に該当することにより
↓
命令等制定機関が
↓
自ら意見公募手続を実施しないで
↓
命令等を定めないこととした場合について
↓
準用する。
この場合において、
↓
第四十二条中
↓
「当該命令等制定機関」とあるのは
↓
「委員会等」と、
↓
前条第一項第二号中
↓
「命令等の案の公示の日」とあるのは
↓
「委員会等が命令等の案について公示に準じた手続を実施した日」と、
↓
同項第四号中
↓
「意見公募手続を実施した」とあるのは
↓
「委員会等が意見公募手続に準じた手続を実施した」と
↓
読み替えるものとする。
(※行政手続法=令和6年9月26日現在・施行)
以上が、行政手続法の「第四十四条(準用)」です。
ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。
ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が”宝物”になります。
イチから条文を読まないから、
速く読めて理解できる。
それが「条文サーフィン」。
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"条文を読むコツ"が自然と身につく、
紙の六法で読む前に
”読む六法(学習六法)”をどうぞ。
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☆「条文サーフィン【〇〇法】条文見出し一覧」の森へようこそ(↓)。
「法令の目次」と「条文見出し」を読む。
これは鉄道の「時刻表」を読むような愉しさ。
<こっそり☆おまけの穴埋め問題>
[行政手続法]
〔問 題〕次の条文中の( )内には同じ語句が入る。それは何か。
(準用)
第四十四条 第四十二条の規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が( )意見公募手続を実施しないで命令等を定める場合について、前条第一項から第三項までの規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が( )意見公募手続を実施しないで命令等を定めた場合について、前条第四項の規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が( )意見公募手続を実施しないで命令等を定めないこととした場合について準用する。この場合において、第四十二条中「当該命令等制定機関」とあるのは「委員会等」と、前条第一項第二号中「命令等の案の公示の日」とあるのは「委員会等が命令等の案について公示に準じた手続を実施した日」と、同項第四号中「意見公募手続を実施した」とあるのは「委員会等が意見公募手続に準じた手続を実施した」と読み替えるものとする。
〔解 答〕
↓
↓
↓
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↓
↓
↓
↓
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↓
( 自ら )、( 自ら )、( 自ら )でした。
(準用)
第四十四条 第四十二条の規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が( 自ら )意見公募手続を実施しないで命令等を定める場合について、前条第一項から第三項までの規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が( 自ら )意見公募手続を実施しないで命令等を定めた場合について、前条第四項の規定は第四十条第二項に該当することにより命令等制定機関が( 自ら )意見公募手続を実施しないで命令等を定めないこととした場合について準用する。この場合において、第四十二条中「当該命令等制定機関」とあるのは「委員会等」と、前条第一項第二号中「命令等の案の公示の日」とあるのは「委員会等が命令等の案について公示に準じた手続を実施した日」と、同項第四号中「意見公募手続を実施した」とあるのは「委員会等が意見公募手続に準じた手続を実施した」と読み替えるものとする。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
ではまた。(^^)/
明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)。