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英語圏以外も選択肢に|国の政策「2033年までに留学生50万人を海外へ送り出す」に思うこと【子どものみらい】

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(写真:パリ在住時、ある日の散歩の一コマ)

新しいコラムとして、【子どものみらい】※と題し、2児の母である私が、自らの子どもたちを想いながら綴っていきます。
(※こちらの説明は、また後日致します^^)

今回は、語学学習コンシェルジュとして、私が多言語学習について綴り始めた背景の一つでもある、国の政策目標「海外への留学生50万人計画」についてと、それに向けて私が想う、「英語以外の言語を選ぶ」ということについて、綴ってみたいと思います。


国の政策目標とは

日本政府は、2033年までに外国人留学生の受け入れ数を40万人、日本人留学生の送り出し数を50万人にする目標を掲げています。日本人留学生の送り出しは、海外での学びや経験を通じてグローバルな視野を持つ人材の育成に繋がります。

留学=英語圏だけ?

私の人生でしばしば経験してきたことですが、留学の話をすると、大抵は英語圏について話すことが多い気がしています。それは、英語がグローバル言語として重要とされているからだと思います。

ですが、本当は英語圏だけでなく、世界中に多様な選択肢があります。アジア、ヨーロッパ、南米、アフリカなど、異なる文化や言語を学ぶための素晴らしい場所がたくさんあります。

例えば、英語圏だけに狭めると、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ(公用語が英語で語学学校が比較的ある国)に限られます。他にも、英語を学ぶという目的のみであれば、マルタなど、英語の語学学校が多い国もあるかとは思いますが、やはりこの6~8国の中で決めるのが限界となります。

しかし、言語の枠を広げ国の選択肢も広げると、いかがでしょうか?
また、英語圏への興味がなかった方が、必ずしも他の言語にも興味がないといえるのでしょうか?もしかすると、範囲が広がった分、言語へ、留学先への見方も変わるかもしれません。

例えば、フランス語圏への留学を決めると、以下のようなことが学ぶことができるとされています。

  1. 文化と芸術: フランスは世界的に有名な美術館、歴史的建造物、オペラ、バレエ、映画、文学などの芸術文化の中心地です。パリのルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿など、美術愛好家にとっては夢のような場所がたくさんあります。

  2. 食文化: フランスは美食の国として知られており、バゲット、クロワッサン、チーズ、ワイン、パティスリーなど、美味しい食べ物が豊富です。フランス料理を学ぶことは、留学生にとって素晴らしい体験になるでしょう。

  3. 言語と交流: フランス語を学ぶことで、新しい言語スキルを磨き、フランス人との交流を楽しむことができます。地元の人々との会話や文化交流は、留学生活を豊かにします。

  4. ヨーロッパの拠点: フランスはヨーロッパの中心に位置しており、他のヨーロッパ諸国への旅行が便利です。ローマ、バルセロナ、アムステルダムなど、多くの素晴らしい都市が近くにあります。

フランス語を学ぶ場合は、フランスで学ぶことになるでしょう。ですが、その後、学んだ言語を活かすことができる国としてアフリカの多くの国が範囲として広がります。例えば、自分の興味のある学問を、モロッコの大学院で研究する、という選択肢が増えるかもしれません。(モロッコはアラビア語が公用語ですが、第二公用語はフランス語)

グローバル言語は英語、そうだけど・・

それでもやはり、グローバル社会で生きるために、という話が始まると、まずは英語力の向上、英語を学ぶという話につながります。英語以外の言語は、できる範囲で、という考えが多いように感じます。

ですが、小学生から英語の授業が始まる今。そして、英語が当たり前になる未来がくる今。英語以外の言語をもっと身近にする、そして英語以外の言語を自分のアイデンティティにする機会がもっと多くなれば、当たり前が変わる未来が来るように思います。

英語だけの世界より、英語とフランス語、英語とアラビア語、中国語・・その言語をやったことによる、ビジネスチャンス、ヒトとの出会いのチャンスは増えるものです。

英語だけで生きていける時代、ではない

英語をやっておけば、生きていける。そういう考えも耳にします。

ただ、これから日本が世界と関わっていく上で、英語だけやっていればすべてのコミュニケーションがうまくいく、ということはないと思います。必ずしも、相手も英語を理解している、流暢である、ということはないと思います。
確かに今までは、英米圏とのやり取り・取引が多い時代でした。英語さえやっておけばグローバルに生きていける、というのは、英語だけの世界でのグローバルだと思います。

なので、自分自身が考えるグローバルの定義は何か。それ次第で、自分のグローバルで必要とされるものはなにをつかんでいくことが大切かと思います。

これだけ、と勝手に狭めず、これもあり、と思う道を歩む

選択肢は柔軟に。
これだけ、と勝手に狭めず、これもあり、と思う道を歩む。

そう思いながら自由に進むこと。
こうして生きることがもっともっと、これから、
どんどん認められることを、私は信じています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
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